「投資」というと難しく聞こえますが、実は私たちの毎日の選択の中にあるものです。自分を磨くこと、夢に向かってお金をためること、そしてNISAでお金をじっくり育てること——どれも未来の自分への贈り物。

一歩ずつ、無理なく続けるためのヒントをお伝えします。


NISAと「自分への投資」を無理なく両立!将来を豊かにする二...の画像はこちら >>

お金を増やす前に、まず「自分」に投資する

「投資」と聞くと、NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)や株式といったお金にまつわることをイメージする方が多いかもしれません。でも、投資にはもう一つ大切な側面があります。それが「自分への投資」です。


 自分への投資とは、時間やお金を自分自身の成長や豊かな人生のために使うことです。資格の取得、読書、語学学習、趣味、健康管理、そして将来の結婚やライフイベントに向けた準備——これらは全て、未来の自分をつくるための大切な投資と言えます。


 お金の投資と自分への投資は、実は深くつながっています。どちらも「いま少しの手間やコストをかけて、将来もっと豊かになる」という考え方が根本にあります。この二つをうまく組み合わせることが、充実した人生への近道と言えます。


「自分への投資」の目標を具体的に設定しよう

 自分への投資を続けるためには、まず目標を具体的にすることが大切です。「なんとなく自己啓発したい」では長続きしません。


 例えば、こんなふうに考えてみましょう。


自分磨きの例
「3年後に転職して年収を上げたいから、今年中にTOEICで700点を取るために毎日1時間勉強する」


趣味の例
「来年、旅行先で写真を楽しむために、毎月カメラの練習に3,000円使う」


結婚・ライフイベントの例
「5年後の結婚を見据えて、今から毎月2万円を結婚資金として積み立てる」


 ポイントは「いつまでに」「何のために」「どれくらいの予算・時間で」という三つの要素を入れることです。目標が具体的になると、日々の行動に迷いがなくなり、お金や時間の使い方も自然と整ってきます。


 また、自分への投資は「楽しむこと」と相性が良いです。趣味や学びを楽しめる人ほど継続できますし、人としての魅力や視野も広がっていきます。それが結果的に、仕事やパートナーシップに良い影響を与えることもあるでしょう。


NISAで「お金の自動成長」を始めよう

 自分への投資と並行して取り組みたいのが、NISAを活用した資産形成です。


 NISAとは、国が用意した「税金のかからない投資口座」のことです。通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座を使えばその税金が非課税になります。つまり、同じ利益でも手元に残るお金が多くなる仕組みです。


 2024年からは「新NISA」がスタートし、年間360万円まで非課税で投資できるようになりました。とはいえ、初心者はまず毎月数千円~1万円から始めれば十分です。少額でも長く続けることに意味があります。


 投資信託を使えば、世界中の企業に少額から分散して投資できます。「卵を一つのカゴに盛るな」という言葉があるように、投資先を集中させず、分散することでリスクを抑えながらじっくりお金を育てることができるのです。


投資を「続ける」ための心の持ち方

 お金の投資も自分への投資も、最大の壁は「続けること」です。最初は意欲があっても、時間がたつと面倒になったり、効果が見えなくて不安になったりします。

そこで大切なのが、継続するための心の持ち方です。


1.「今日の小さな一歩」を大切にする

 大きな成果は、小さな行動の積み重ねでしかありません。毎月1万円の積立投資も、毎日15分の読書も最初は地味に感じます。でもそれを1カ月、1年、5年と続けていったとき、気付けば大きな差になっています。


「完璧にやらなきゃ」と思わず、「今日もできた」という小さな達成感を大切にしましょう。


2.相場の波に一喜一憂しない

 投資を始めると、資産の増減が気になってしまうかもしれません。ただ、株式市場は短期的には上がったり下がったりするものです。大切なのは「長期的に世界経済は成長し続けてきた」という歴史的な事実を確認し、今後も一定程度は成長していくと信じることです。


 下がったときに慌てて売ってしまうのが、最も損をするパターンです。「嵐が来ても船は止めない」くらいの気持ちでいられるのが理想的です。


3.自分への投資とお金の投資を「連動」させる

 自分が成長すれば収入が増え、投資に回せるお金も増えます。逆に、投資の知識を学ぶこと自体が自分への投資でもあります。この二つを切り離さず、「どちらも未来の自分への贈り物」と捉えると、モチベーションが自然と上がってくるのではないでしょうか。


4.ライフイベントと投資を結びつける

「老後のため」という抽象的な目標より、「5年後にすてきな結婚式を挙げたい」「10年後にマイホームを持ちたい」という具体的な夢のほうが、人は動きやすいものです。


 投資の目的を自分のライフイベントと結びつけることで、続けるための「理由」が明確になります。


「未来の自分」を大切にする生き方

 自分への投資も、お金の投資も、突き詰めれば同じ一つのゴールを目指しています。それは「将来の自分がより自由で、豊かで、選択肢の多い人生を送ること」です。


 今日使ったお金と時間は、未来の自分が「あのとき動いてよかった」と感じるための種まきです。完璧でなくていい、失敗しても戻ってこられる。そう思えると、投資はもっと気楽で楽しいものになります。


 まずは今日から、小さなことを一つ始めてみましょう。それが、豊かな未来への第一歩となるはずです。


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(横田 健一)

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