国土交通省 愛知国道事務所は2026年6月17日、「一宮西港道路」について7月から環境影響評価方法書の縦覧と意見書の受付を始めると発表しました。事業化に向けた動きが進んでいます。
一宮西港道路は愛知県の西尾張地域を南北に縦断する地域高規格道路です。名神に丁字で接続している東海北陸道を南へ延伸させ、伊勢湾岸道までをつなげるイメージで、名二環のさらに外側の環状道路という意味合いも持ちます。
同様のルートとして一宮JCTから南へ延びる一般道の西尾張中央道がありますが、一宮西港道路については2025年にルート帯案が決定し、西尾張中央道の西側に新規で通す案が決まりました。一宮JCTを起点に、西尾張中央道と国道155号のほぼ中間を南下、伊勢湾岸道とは湾岸弥富IC~弥富木曽岬IC間付近で接続します。
ルート帯案はいずれも、一宮JCTから名古屋港(鍋田交差点)までの所要時間が現在の約65分から、約16分~18分に短縮される見込みとされていました。
構造は高架4車線の自動車専用部、その両側に地上の側道を1車線ずつ設置するもの。途中5か所にICが設けられる見込みです。今後、環境影響評価や都市計画決定、新規事業化採択時評価などを経て事業化へと進むと見られます。
整備効果としては、まず名古屋港への輸送路として大型車混入率が高速道路並みに高い西尾張中央道の混雑緩和と物流の効率化。また、海抜が低い愛知県海部エリアでは災害発生時に機能する緊急輸送道路の延長割合が低いといい、高架道路は防災上、地域開発上もメリットがあるとされています。
一方、名古屋港を挟んで対岸の三河地区では、国道23号バイパス「名豊道路」から知多半島方面へ延びる「名古屋三河道路」も今年冬に都市計画の基本方針案と環境影響評価方法書の縦覧が行われました。名古屋港をまたぐ部分は構想段階ではあるものの、将来的には一宮西港道路と名古屋三河道路をつなげ、名古屋都市圏の新たな環状道路を形成する計画があります。

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