峠などに適用する規制を都市部に

2026年8月に発生した千葉豪雨以降、国道のアンダーパスに「事前通行規制」を適用する取り組みが相次いでいます。

もはやアンダーパスは「峠」と同じ? 「冠水する前に止めろ」事...の画像はこちら >>

 事前通行規制は、主に峠や山間部の区間で、一定の雨量に達すると土砂崩落や落石などを予防するため通行止めにする制度です。

その多くは昭和の時代に設けられた規制ですが、近年は道路改良が進み、この指定を解除する動きもあります。

 そうしたなか8月29日、千葉国道事務所が国道16号「村田町アンダーパス」に国道のアンダーパスとしては全国で初めて事前通行規制を導入すると発表。このアンダーパスでは、先の豪雨で水没したクルマに乗っていた男性が死亡しています。これを受けて注意喚起を強化したうえ、「レベル4大雨危険警報」が出された場合、予防的に事前通行規制を行うとしました。

 また、9月4日には次の箇所でアンダーパスの事前通行規制が導入されました。

・北海道釧路市:国道44号旭アンダーパス
・山形県酒田市:国道7号広田ICアンダーパス
・山形県鶴岡市:国道112号大宝寺アンダーパス
・新潟県新潟市:国道7号栗ノ木バイパスのJRアンダーパス
・鳥取県米子市:国道9号陰田地下道
・高知県須崎市:国道56号神田アンダーパス

 これらは広田ICアンダーパスを除き、全てJR線との交差部のアンダーパスです。いずれも、「レベル4大雨危険警報」発令時、時間雨量が基準に達した場合(予測含む)、管理者や警察が判断した場合に通行止めになるとされています。

 なお、時間雨量の基準は場所により差があります。新潟駅にほど近い栗ノ木バイパスアンダーパスは30mm、釧路の旭アンダーパスは40mm、千葉の村田町アンダーパスは50mm、高知の神田アンダーパスは75mmなどとなっています。

 こうしたアンダーパスの事前通行規制は今後も拡大する可能性があります。これまでもアンダーパスが“あっという間”に冠水する事例が相次いだことへの対策ですが、いずれも地域の重要なルートゆえ、思っている以上に早く通行止めになっていた、というケースも出てくるかもしれません。

【ほとんど“似たような場所”】これが「事前通行規制」アンダーパス7か所です(地図で見る)

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