名物企画だった「ヨモギダ君」シリーズ
1999年に放送された「蓬田少年愚連隊3」は、岡村に怒りの手紙を送ってきた茨城の中学3年生、ヨモギダ君の大学受験を半年にわたって追った企画だ。
筑波大学を目指すヨモギダ君に対抗し、岡村隆史も27歳にして大学受験をした。
2004年には、大学を卒業し、就職せずバンド活動を続けるヨモギダ君の姿を2年以上に渡って密着した「ヨモギダ少年愚連隊4」が放送された。この回では音楽に詳しいナインティナインの友人として元シャ乱Qのつんく♂も出演している。
2013年には、音楽の道を諦め、鍼灸師を目指すヨモギダ君の姿に密着した「ヨモギダ少年愚連隊FINAL」が放送され、年上女性との結婚も報告された。さらに岡村の休養からの復帰をヨモギダ君が喜んでいたと夫人から伝えられると、岡村が感極まる場面も。
一通の苦情の手紙からはじまったヨモギダシリーズは春先の「めちゃイケ」の名物企画であったといえるだろう。
加藤浩次の結婚にも密着
感動企画といえば、2002年の「結婚と出産のあいだ ~父となる200日の記録~」も忘れがたい。加藤浩次の結婚と夫人の出産に密着した企画だ。加藤夫人は、元女優の緒沢凛であるが、番組内では本名から“カオリ”と呼ばれている。
当初、加藤は自身のプライベートを番組でさらすことに乗り気でなかったようだが、これ以降は番組でたびたびイジられるようになり、ビートたけし乱入による新居破壊など多くの“神回”を生み出すことになる。
濱口優のドッキリ企画も話題に
徹底してくだらない密着企画も放送された。2003年には、メンバーのよゐこ濱口優に対して、180日(半年間)にわたるドッキリが仕掛けられた。
企画はバカキャラの濱口が密かに大学受験に合格し、メンバーを驚かせる“逆ドッキリ”の体で進んだ。
かつての「めちゃイケ」にはお金と時間をかけたぜいたくな企画が多く存在した。再びこのような感動と笑いを味わいたいものだ。
※イメージ画像はamazonよりめちゃイケ大百科事典(エンサイクロペディア)