田原俊彦×松田聖子、近藤真彦×中森明菜の時代から代々報じられてきた、ジャニーズと女性アイドルの熱愛ゴシップ。人気者同士、マネージャーのガードが固い中、一体どのように接点をつくるのか、疑問に思う方もいることでしょう。


元シブがき隊・ふっくんの証言によると、音楽番組のひな壇に座っているときに、電話番号の書いてあるメモ用紙をカメラに見えないように足元付近でサッと手渡す……。これをきっかけに懇意となり、恋愛へ発展していくケースが多かったのだとか。

こうしたスキャンダルは当然、当事者双方にあらゆる意味でダメージを与えます。小嶺麗奈もそんなタレントの一人。「金八先生」で一世を風靡し、演技派女優としての地位を確立しつつあった彼女は、2007年にKAT-TUN(当時)・田口淳之介との熱愛が発覚してからというもの、急速にテレビで見なくなりました。

『金八先生』で好演した小嶺麗奈


1995年、映画『水の中の八月』の主演に抜擢され、芸能界デビューした小嶺麗奈。彼女を一躍有名にしたのは、同年に放送された『3年B組金八先生』の第4シリーズです。


同作において小嶺が演じたのは、両親ともに経営者でお金持ちの家庭に生まれ育った優等生。教師の前では手のかからない模範的な生徒でありながら、裏ではクラスのボスとして君臨し、いじめを率先しているという二面性のある難しい役どころを好演していました。

2006年にはヌードも披露


大きな目とハの字に曲がった眉毛、スッと通った鼻筋というルックスの小嶺は、どこからどう見ても正統派な美少女。それと同時に、何となく気が強そうな雰囲気も醸していたため、『金八』以降も一癖ある役ばかりを演じていました。

たとえば、『イグアナの娘』(1996年・テレビ朝日系)と『おそるべしっっ!!!音無可憐さん』(1998年・テレビ朝日系)では共に、主人公にいじわるをする恋敵役を演じていましたし、『しようよ』(1996年・テレビ朝日系)と『億万長者と結婚する方法』では男を惑わす小悪魔役を熱演。

また、2000年ごろより映画仕事に重きをおき始め、2006年には宮崎あおい主演の映画『初恋』で、大胆なトップレスのヌードシーンを披露し、大きな話題を呼んだものです。

手つなぎ・キス写真発覚でバッシングも


このように、演技派女優としてのステップを着実に踏んでいった小嶺でしたが、2007年9月、当時KAT-TUNのメンバーとして人気絶頂にあった田口淳之介との「寿司屋デート写真」がフライデーされてからは、雲行きが怪しくなります。
その後、2008年にも、手つなぎツーショット写真や車中でのキス写真が出回り、2009年にはハワイへの婚前旅行も報じられました。

この一連のスキャンダルによって、猛烈なバッシングに遭った事も影響してか、小嶺のメディア露出はどんどん減っていき、2012年の映画『ボレロ』をもって、ほとんど女優として開店休業状態に。

しかし、今でも田口との恋愛関係は続いているようです。現在37歳。田口も2016年3月31日にジャニーズ事務所を退所したことですし、24時間テレビでスキャンダル発覚から14年愛を実らせた宮地真緒と同じように、長年の“しのび会う恋”に決着をつけてほしいものです。
(こじへい)

※文中の画像はamazonより3年B組金八先生 第4シリーズDVD-BOX1