90年代〜00年代の芸能ニュースや懐かしの流行を考察!

0

前田智徳「“前田伝説”と恐れられた孤高の天才バッター」【プロ野球世紀末ブルース】

2017年10月20日 22時15分

ライター情報:死亡遊戯

※写真はイメージです

[拡大写真]

現役時代と引退してからのイメージが、これだけ変わった野球選手が過去にいただろうか。

甘いスイーツを嬉しそうに頬張り、プロレスのゲスト解説席で大爆笑しながらはしゃいでみせ、スポーツニュースのコメンテーターとして柔和な表情で座っている。

あの前田が……である。広島が誇る孤高の天才バッター前田智徳。
怪我さえなければ日本人野手初のメジャーリーガーはイチローではなく前田だったとまで称され、あの3度の三冠王・落合博満をして「オレがプロ野球で唯一、認めるバッターだよ」とまで言わしめた男。

その存在を一躍全国区にしたのがプロ3年目の1992年9月13日の巨人戦(東京ドーム)だ。外野守備でエラーをして先輩投手・北別府学の勝ちを消してしまうが、直後の打席で自ら勝ち越しホームランをかっ飛ばしグラウンドで涙を流した若者は、試合後のヒーローインタビューも拒みひたすら泣き続けた。

怪我との戦いだった現役時代


そんな時代遅れの愚直で真っ直ぐな“侍”とまで称された男が、2017年には愉快な46歳のおじさんになった。

普通ならガッカリするところだが、個人的には良かったなと思う。
なぜなら現役時代の前田からは「この選手は野球を辞めたらどうなってしまうんだろうな……」と見るものに思わせる、危うさと殺気が感じられたからだ。95年には右足アキレス腱断裂で復帰までに1年近くを要し、その後も肉離れやアキレス腱痛に悩まされた。前田のキャリアは怪我との戦いとも言っても過言ではない。

関連キーワード

ライター情報: 死亡遊戯

79年生まれ。デザイナー兼ライター。プロ野球、プロレス、サッカー、映画、おネエちゃん、昭和に平成。なんでも書くストロングスタイルを標榜。現役巨人ファン。

URL:Twitter:@shibouyuugi

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!