歯周病や虫歯で状態が悪くなり、どうにも酷くなった場合は抜歯しなければなりません。そんな風になるのは、絶対にイヤ！ 自分の歯が抜けないよう、十二分のケアを心がけたいものです……。
上記は、主に大人の方に向けた呼びかけでした。だって、子どもたちの乳歯が抜けるのは喜びでもあるのだから。彼ら彼女らにとって、歯がとれるのは成長の証。親御さんにとっては至福の出来事でしょう。
その喜びをパッケージ化するかのような興味深いプロダクトが話題になっている模様。大阪在住のクリエイター・ヒガイリサさんが制作した『milktooth world』が愛らしすぎます。
これ、ただのイラストではありません。
すると、なんとイラストの口の中にはめ込むことができる。
本物の歯を用い、アートが完成したのです！
なんともほっこりする作品ではないですか。それにしても、何がどうなってこのような作品が誕生したのか？ 話は、ヒガイさんが芸大に通っていた学生時代に遡ります。その頃の彼女は口をあけた人の絵を描き、そこに歯の模型を刺した作品を制作していたそう。
「今、私は美容院の受付で働いているんですが、お店にその作品を飾らせてもらっていたんです。で、美容院に来た親子連れのお客様から『あの歯は本物？』って聞かれ、模型だと伝えたら『あれ、子どもの歯だったら怖くないのになぁ』って言われました。そこで『じゃあ、本物の歯が刺せるものを描きましょうか？』と、実際の乳歯を刺すことのできる『milktooth world』を作ってみたんです」（ヒガイリサさん）
流れの中でなんとなく出来上がった形態のように思えなくもないですが、図らずも、現代に至る時代の流れにマッチした有意義なプロダクトとなりました。
「昔は上の歯が抜けたら庭に埋め、下の歯が抜けたら天井に投げるということが行われていましたが、今はマンションにお住まいの方が多いから難しいですよね。あと、歯の捨て方もよくわからない。最近は木箱に入れて取っておくご家庭も多いそうですが、結局それも、次第に『家のどこかにしまってある』という状態になってしまいがちのようです」（ヒガイリサさん）
でもイラストの中に組み込んでおけば、記念すべき“抜けた乳歯”がないがしろにされることはなくなる。
「初めは『絵に歯を刺す……？』と不思議がる人も多いですが、説明して実物を見てもらえれば納得していただけます。今までに無かった物なので理解しづらいと思いますが、お子さんを持つ親御さんならすぐにイメージしていただけるようです」（ヒガイリサさん）
歯の刺し方ですが、イラストに乳歯を貫通させて後ろからフタを付けて固定させる。抜けないようにすれば、もうそれで出来上がりです。
5～6歳ごろになり、一番最初に抜ける歯は親御さんにとってある意味待ち遠しいもの。その一つの歯を記念に取っておける、今までにないアートじゃないですか！
水泳やサッカーに励む男の子。ぬいぐるみで遊んでいる女の子。
最初に抜ける乳歯の多くは、前歯です。でも、その最初の歯を紛失してしまったご家庭もあるはず。そんな時は、刺す箇所を奥歯仕様にしての『milktooth world』制作も可能です。（場所指定が無い場合は、下の前歯に刺す仕様になる）
それどころか、通常は乳歯1本分しか刺すスペースを空けないのですが、オーダー次第では追加穴あけ（1本につき324円／税込）にも応じているとのこと。
というか、『milktooth world』のバリエーションは豊富です。まずは、普通バージョンの「boy」、「girl」（税込3,780円）があって
スクール水着と水中メガネを装着した「swimboy」、「swimgirl」（税込4,320円）も用意されている。
あと、サッカーに励む男の子向けの「footballboy」と、ぬいぐるみを抱えた女の子「dollgirl」（ともに税込4,320円）も用意されています。
「水泳やサッカーだけでなく、今後は他のバリエーションも増やしていきたいと考えてます。野球をする男の子なんてあったらいいですよね」（ヒガイリサさん）
あとこのプロダクト、手描きをキャンパス地にコピーさせるオーダーメイド（税込12,960円）にも応じてくれるそうです。お子さんの写真を送れば肌の色（焼けていたりピンクっぽかったり）を調整してくれるし、特に女の子の場合は髪型（おかっぱ、三つ編み、ロングなど）を本人に寄せて作ってくれる。服のデザインだって、写真に似た感じで描いてくれます。
「お子さんが好きな物の写真を送っていただければ、それを持ったイラストにすることも可能ですよ。
「絵に歯を刺す」なんて行い、私は今までの人生で一度もしたことがありません。しかしこの不思議な行為によって、こんなにも素敵なものが誕生した！
あっ、ちなみに虫歯になった歯の保管は難しいとのことでした。それはそうですよね。
（寺西ジャジューカ）
大きく口をあけた子どものイラストに乳歯をはめ込む
上記は、主に大人の方に向けた呼びかけでした。だって、子どもたちの乳歯が抜けるのは喜びでもあるのだから。彼ら彼女らにとって、歯がとれるのは成長の証。親御さんにとっては至福の出来事でしょう。
その喜びをパッケージ化するかのような興味深いプロダクトが話題になっている模様。大阪在住のクリエイター・ヒガイリサさんが制作した『milktooth world』が愛らしすぎます。
これ、ただのイラストではありません。
ある日、お子さんの歯が抜けたとしましょう。そしてその歯を、大きく口をあけている子どもの歯の部分に持っていきます。
すると、なんとイラストの口の中にはめ込むことができる。
本物の歯を用い、アートが完成したのです！
なんともほっこりする作品ではないですか。それにしても、何がどうなってこのような作品が誕生したのか？ 話は、ヒガイさんが芸大に通っていた学生時代に遡ります。その頃の彼女は口をあけた人の絵を描き、そこに歯の模型を刺した作品を制作していたそう。
「今、私は美容院の受付で働いているんですが、お店にその作品を飾らせてもらっていたんです。で、美容院に来た親子連れのお客様から『あの歯は本物？』って聞かれ、模型だと伝えたら『あれ、子どもの歯だったら怖くないのになぁ』って言われました。そこで『じゃあ、本物の歯が刺せるものを描きましょうか？』と、実際の乳歯を刺すことのできる『milktooth world』を作ってみたんです」（ヒガイリサさん）
流れの中でなんとなく出来上がった形態のように思えなくもないですが、図らずも、現代に至る時代の流れにマッチした有意義なプロダクトとなりました。
「昔は上の歯が抜けたら庭に埋め、下の歯が抜けたら天井に投げるということが行われていましたが、今はマンションにお住まいの方が多いから難しいですよね。あと、歯の捨て方もよくわからない。最近は木箱に入れて取っておくご家庭も多いそうですが、結局それも、次第に『家のどこかにしまってある』という状態になってしまいがちのようです」（ヒガイリサさん）
でもイラストの中に組み込んでおけば、記念すべき“抜けた乳歯”がないがしろにされることはなくなる。
っていうか、捨てるよりもやっぱり記念として取っておきたいじゃないですか？
「初めは『絵に歯を刺す……？』と不思議がる人も多いですが、説明して実物を見てもらえれば納得していただけます。今までに無かった物なので理解しづらいと思いますが、お子さんを持つ親御さんならすぐにイメージしていただけるようです」（ヒガイリサさん）
歯の刺し方ですが、イラストに乳歯を貫通させて後ろからフタを付けて固定させる。抜けないようにすれば、もうそれで出来上がりです。
5～6歳ごろになり、一番最初に抜ける歯は親御さんにとってある意味待ち遠しいもの。その一つの歯を記念に取っておける、今までにないアートじゃないですか！
水泳やサッカーに励む男の子。ぬいぐるみで遊んでいる女の子。そして、乳歯
最初に抜ける乳歯の多くは、前歯です。でも、その最初の歯を紛失してしまったご家庭もあるはず。そんな時は、刺す箇所を奥歯仕様にしての『milktooth world』制作も可能です。（場所指定が無い場合は、下の前歯に刺す仕様になる）
それどころか、通常は乳歯1本分しか刺すスペースを空けないのですが、オーダー次第では追加穴あけ（1本につき324円／税込）にも応じているとのこと。
というか、『milktooth world』のバリエーションは豊富です。まずは、普通バージョンの「boy」、「girl」（税込3,780円）があって
スクール水着と水中メガネを装着した「swimboy」、「swimgirl」（税込4,320円）も用意されている。
あと、サッカーに励む男の子向けの「footballboy」と、ぬいぐるみを抱えた女の子「dollgirl」（ともに税込4,320円）も用意されています。
「水泳やサッカーだけでなく、今後は他のバリエーションも増やしていきたいと考えてます。野球をする男の子なんてあったらいいですよね」（ヒガイリサさん）
あとこのプロダクト、手描きをキャンパス地にコピーさせるオーダーメイド（税込12,960円）にも応じてくれるそうです。お子さんの写真を送れば肌の色（焼けていたりピンクっぽかったり）を調整してくれるし、特に女の子の場合は髪型（おかっぱ、三つ編み、ロングなど）を本人に寄せて作ってくれる。服のデザインだって、写真に似た感じで描いてくれます。
「お子さんが好きな物の写真を送っていただければ、それを持ったイラストにすることも可能ですよ。
あと、イラストにお名前を入れることもできます！」（ヒガイリサさん）
「絵に歯を刺す」なんて行い、私は今までの人生で一度もしたことがありません。しかしこの不思議な行為によって、こんなにも素敵なものが誕生した！
あっ、ちなみに虫歯になった歯の保管は難しいとのことでした。それはそうですよね。
（寺西ジャジューカ）
