ガムとソフトキャンディがあり、ガムを食べるとバラ系の甘い香りが、ソフトキャンディを食べるとバニラ系の甘い香りがするというもの。
効果がでるまでには個人差があり、ガムの場合は最低1〜2時間はかかるらしいので、その間にカネボウフーズの方に電話して、商品についていろいろ聞いてみることにしました。
まずは、これってどういう発想から生まれた商品なのでしょうか?
対応してくださったカネボウフーズの担当者・森本さんによると、最近アロマテラピーなど「香りの文化」が日本にも定着しつつあることと、体臭を気にする20〜30代の女性が、非常に多いことから「香りを楽しむ」という、まったく新しいコンセプトの商品ができないかと考えたのだそうだ。
女性でも、香水等の強烈な香りが苦手という人はいるし、たとえば看護婦さんなど香水を大っぴらにつけられない職場環境の人なども意外に多い。香水などで匂いをカバーできない、しかし体臭は気になる! という場合に、ほのかに香るようなものがあれば……というニーズに応えてくれる画期的な商品なのだ。
森本さんによると、たとえばニンニクを食べれば、口からだけでなく身体からもニンニクの香りがするように、モノを食べたり飲んだりすると、汗線からも微量に匂いが出ているらしい。
ちなみに、発売後まもない商品なのにすでにかなりの反響があるそうで、しかもなぜか男性からの問い合わせが多いそう。体臭を気にしているのは、意外と男性が多いんですかね? 煙草やお酒など、匂いの元には確かに男性の方がご縁がありそうですが。「薔薇の香りのするおじさん」っていうのも、あんがい素敵かもしれませんね〜。
最後に効き目のほどですが、私の場合はかみはじめて4〜5時間経ってから家の者に「なんか今、いい匂いしなかった?」と言われました。すれ違いざまなどに、ほんとかすかにフワッと香る感じみたいです。