紙を使ってさまざまな物を作るペーパークラフト。そんなペーパークラフトで作れるスピーカーがあるのをご存知だろうか?
その名も『Card Mini Boom Box』だ。


「ペーパークラフトで使われるのと同等の軽量なダンボール素材ですが、意外と頑丈です。ストリート仕様のラジカセのデザインにかなりこだわっていますので、ヒップホップ・ファンにも気に入っていただいています」と語るのは同商品を販売している株式会社ダンスミュージックレコード(以下DMR) の井上さん。

そう、このスピーカーだが「Suck UK」というデザインブランドの商品ということで、デザインがかな~り凝っているのである。80年代のB-BOYたちが担いでいたラジカセ風という、オールドスクール全開のデザイン。さらに、使い古した感をだしているので、ガムがくっついていたり、落書きがしてあったりと、いちいち細かい演出に思わず笑ってしまった。

早速、購入して組み立ててみることに。


箱を開けると、中にはラジカセが描かれたボール紙が。組み立てにとくに難しい作業はなく、説明書を見ながら、ボール紙を折り目に沿って折っていけば完成する。所要時間は一分ほどであった。なんだか子供の頃に買っていた漫画雑誌の付録(お正月特別号とかについているヤツ)を思い出してしまった。
組み終わったら、さっそく付属のステレオジャックとiPodを接続して音を出してみることに。ペーパークラフトのスピーカーとはいうもののなかなかしっかりとした音が出た。


DMRの井上さんはこう語る。
「小ぶりなサイズながら単三電池×4本を電源として使用しているため、迫力のある音量を実現しています。構造上低音は強くないですが、ご家庭や野外でお気軽に楽しんで頂くには十分な音質です」

さて、この『Card Mini Boom Box』、実際に組み立ててみてわかったのだが、デザインのこだわりが尋常ではない。なんと組み立てた時に内側にくる部分までしっかりと描かれているのだ。分かりやすく言うと、洋服でいうと裏地にあたる部分が、きちんと描かれているのである。ちなみに、裏地部分に印刷されているのはラジカセ内部の模様。
組み終えると、この裏地部分はまったく見えないことが判明。見えない部分になんというこだわり……。

強烈な見た目でウケ狙いにもってこいの『Card Mini Boom Box』。持ちやすいサイズなので屋外でも大活躍することは間違いなし! 
あっ、でも持ち運びは要注意、やっぱし紙なんで……。
(ドープたつま/studio woofoo)

『Card Mini Boom Box』の商品購入ページ*DMRサイト内
・アナログ・レコードと音楽グッズの専門店:(株)ダンスミュージックレコード
TEL:03-3477-1824 担当:石黒
「Suck UK」HP*英語サイト