Amazon以外のオンラインストアで頼んだ商品が何故か関係のない「Amazon」の箱に梱包されて届くという、奇妙な事件が発生しているとTwitter上で話題騒然となっている。

Amazonで頼んだ覚えないんだけど…


ネットで買った商品が指定した時間に到着。しかし配達員が手に持っているのはAmazonの段ボール箱。Amazonで頼んだ覚えはなく荷物の受取を拒否するも、調べてもらうと自分がネットで買った商品であることが判明するという事態が発生しているよう。




この珍事件に対しネット上では、「荷物が頼んでもいないAmazonの箱で届くって、紛らわしいわ!」「何がどうなって、ヤフーで買った商品がAmazonの箱に入って届くんだよww」と、驚きの声で溢れかえっている。

頼んでもいないAmazonの箱で届くワケ


Amazonの箱に入って商品が届く原因として考えられるものの1つとして、Amazonが提供する“FBAマルチチャネルサービス”というサービスがある。これはAmazon以外のオンラインストアで販売している商品の出荷・配送・在庫管理の全てを、Amazonが代行して行う物流サービスだ。多店舗展開や販売経路の拡大を目的にした利用者に向けたサービスで、面倒な手続きなしで、簡単・手軽に誰でも使うことができる。

中には“FBAマルチチャネルサービス”だと嘘をつき、転売や個人情報の横流しを目的とした商売をする者もいるらしく注意が必要。また自然環境のことを考え、中古の段ボールを再利用して発送する店舗もあり、そのためAmazonの箱が使われることもあるそうだ。

Amazonの躍進で運送業者は悲鳴


オンラインショップ事業は、現在Amazonの独壇場だ。2013年からAmazonの配達を受け持つヤマト運輸の取り扱い数は必然的に増え、配達開始から3年で件数は約2億4,000万件も増加している。一方で現場の負担は想像以上らしく、ドライバーの数が荷物の増加に間に合っていないという。この現状に対し、「これからは、荷物の受け取りはなるべくコンビニ受取にしよう」「自分が指定した時間には、家にいるようにする!」と配達員を思いやる声も上がっている。