元モーニング娘。の辻希美(27)に「児童虐待疑惑」が持ち上がり、一部で物議を醸している。



 辻は先月28日に放送された『解決!ナイナイアンサー』(日本テレビ系)に出演した際、なかなか寝ない長男(3)や夜泣きが酷い次男(1)に耐えかねて叫んでしまい、近隣住民の通報で児童相談所の職員が自宅にやって来たと衝撃の告白をしていた。辻によると、職員は「子どもの体を見せてください」「全部服を脱がせてください」と要求し、子どもの身体に虐待によるアザがないかチェックしたという。

 当然、これは「虐待だと勘違いされた」というエピソードとして明かされたものだった。ところが、ネット上では本当に辻が子どもを虐待しているのではないかと疑う声が殺到し、炎上騒ぎになった。

 この火消しとして夫の杉浦太陽(33)は、今月4日に開かれたイベント後の取材で虐待の事実がないことを強調。杉浦によると、その出来事は「2、3年前」の次男が生まれる前の話だといい、辻の発言と若干食い違いがあるものの「ピンポーンって(職員が)来て『お宅のお子さんを見せてくれ』って言われてね。
はぁ?ってなって、さすがに怒りましたよ。ふざけんじゃねぇって」と当時の状況を振り返った。職員は虐待がないと分かると「失礼しました」と帰ったといい、杉浦は「悔しかった。ほかに助けなければいけない子供がいるのになんでウチにって。僕らは外に声が漏れるほど怒らない」と無実を主張した。

 これで騒動は一件落着かと思いきや、発売中の「女性セブン」(小学館)が追跡取材したところ、近隣住民から「通報されても仕方ない」などと辛らつな声が上がっていることが判明。
火消ししたはずの「児童虐待疑惑」が再び騒がれる状況に発展してしまったのだ。

 同誌によると、近隣住民からは「とにかく子どもがうるさい。夜泣きだけじゃなく、一日中ワンワン泣いている」「通報したのは私じゃないけど、あの泣き声じゃね...あれは通報されても仕方ないですよ」などといった声があり、そればかりか「話しかけたのに無視された」という礼儀作法に関する批判もあったという。

 住民は一様に「通報されても当然」と口をそろえ、地元での辻一家の評判はかなり悪いことが伝わってくる。

「辻一家は都内の庶民的な地域に住んでいるのですが、子どもに全身ブランド服を着せたり、芸能人オーラ全開のファッションで自転車に子どもを乗せて買い物していたりと、かなり地元で悪目立ちしている。子どもの泣き声がうるさいという苦情も以前からあった。
近隣住民のコメントから伝わってくる嫌われぶりは、かなりリアルなところでしょう。その悪評が結果的に『通報』につながっただけなのか、本当に虐待があったのかは今のところ分かりませんが...」(週刊誌記者)

 また、記事では児童虐待通報の窓口となる「子ども家庭支援センター」の職員が辻宅に調査に入ったことを認めつつ「調査時にお子様を裸にするということは、まずありえません」 とコメントしており、辻が主張する「子どもの服を脱がせろと要求された」という言葉を否定している。そもそも辻の言葉が自分たちに都合よく改変されたり、テレビ向けに脚色...つまり「ウソ」が入っていた可能性もありそうだ。

 今回の騒動では辻だけでなく、夫の杉浦にも批判の矛先が向いている。前述のように杉浦は「ふざけんじゃねえ」と職員を追い返したことを明かし、潔白を主張した。これにネット上では「これだけ児童虐待が問題化しているのに通報しにくい雰囲気をつくってどうするんだ」「イラっとするのは分かるけど子どもの虐待を減らすための大事な活動なんだから」などと、杉浦の自己中心的な発言の配慮のなさを指摘する声が上がっている。


 番組では通報の一件に加えて「お弁当をブログにアップするだけで悪口を書き込まれる」などと、アンチの攻撃にさらされる被害者の立場を強調していた辻。だが虐待疑惑の騒動に関しては夫の杉浦の言動も含め、本人に落ち度が全くないとはいえなさそうな気配。もし仮に虐待行為があったとすれば、ママタレとしての辻の立場は崩壊するだけに潔白を十分に証明する必要がありそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)