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女性誌だけは豪華付録で好調も……2017年上半期雑誌販売金額が大幅に減少していた

2017年9月9日 22時00分 (2017年9月10日 09時00分 更新)

 電子出版市場が好調の一方で、雑誌の落ち込みはさらに続く。そんな2017年上半期の出版市場の状況が明らかになった。

 出版科学研究所の発行する「出版月報」7月号に掲載された2017年上半期の分野別動向によれば、紙の出版物全体では販売金額は7,281億円で前年同期比5.5%減。うち雑誌の販売金額は、3,327億円で8.5%という大幅な減少となっている。

 中でも注目されるのが「週刊少年ジャンプ」(集英社)の部数減少。昨年末に200万部を割った同誌は、年明けから一気に部数を減少し、180万部台まで縮小するに至っているのだ。

 コミック誌では、「月刊flowers」(小学館)が、萩尾望都の『ポーの一族』の新シリーズの連載で部数を大きく伸ばしたことを除けば、軒並み減少が続いている。「ちゃお」(同)は、4月号で自走式ロボット掃除機を付録につけるという手に打って出て完売となったが、発行部数そのものは減少している。

 この、豪華な付録がつくと売上が伸びる現象は、ほかのジャンルでも同様。女性ファッション誌では「KERA!」(ジェイ・インターナショナル)などが休刊する一方で、付録が豪華な「sweet」(宝島社)などは、好調である。

 この付録商法で部数を競い合っている女性誌だが、中でも注目したいのが「美人百花」(角川春樹事務所)である。この雑誌、毎号の付録がすべてケースの類いなのである。

 最近の号を見てみると、7月号は「アレクサンドル ドゥ パリのミニ財布」、8月号は「ジル スチュアートのマルチブラシケース」、9月号は「メゾン ド フルールのマルチアクセサリーケース」と続いている。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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