女子フィギュアスケートでソチ五輪へ出場し、現在はタレントに転身した村上佳菜子だが、4月7日に放送されていた「天才!志村どうぶつ園」(日本テレビ系)の海外ロケをめぐって、ロケ地から非難の声があがっていることを、発売中の「週刊新潮」(新潮社)が報じている。

 村上といえば、現在1か月に10本以上のバラエティー番組に出演。
まるで芸人並みのリアクションで、オファーが途切れる事はなく、トーク番組「メレンゲの気持ち」(日本テレビ系)では久本雅美らとMCを務めている。

 「これまで何人もの元フィギュア選手がタレント転身を図ったが、村上ほど体を張ったり、バカになったりできなかった。村上は“リミッター”を外してタレント業に挑んでいるので成功できたのでは」(テレビ局関係者)

 同誌によると、「志村どうぶつ園」で村上は、オーストラリア・ロットネスト島で、クオッカという有袋類を探すロケを行った。

 現地の観光業者によると、同島には1日7便のフェリーが運航され、年間50万人の観光客が訪れ、島内には観光用のバスが巡回しているのだとか。

 しかし、同番組では同島をまるで秘境のように紹介。おまけに、巡回しているバスの存在に触れず、村上が自転車で島内のあちこちを走り回り、ようやくクオッカを発見したというが、もともとクオッカは島内のいたるところに生息しているという。


 そのため、業者からは「観光に適さない場所のように放送されては、商売あがったり」と、非難の声があがっているというのだ。

 「過剰演出はテレビのお得意のところだが、ネット上で批判を浴びると、まるで起用されていたタレントまで“戦犯”のような扱いを受けてしまう」(芸能記者)
 村上からすれば、とんだとばっちりだったようだ。