最近は男女問わず、ファンかそうでないか問わず、嵐を歌う人はすごく多い。理由はやはり、タイアップ曲や主題歌などになっている曲が多くて、知っている人も多くみんなで盛り上がれるから!
が、しかし! カラオケで嵐を歌うにあたって、ひとつだけネックがあるのです。それは、ラップ部分。曲によって、メンバーの櫻井翔書き下ろしラップ、通称「サクラップ」が入っている曲があるのだけれど、これをどうも歌わずスルーする人が多い。ただ単に早くて歌えないのか、カラオケでラップを披露するのが恥ずかしいのか……とにかくここを微妙にごまかして過ごそうとする人が多く、聞いている身としてはとても歯がゆいものがあります。
そこで、春のカラオケに向けマスターして損はないサクラップ入りの嵐曲をベスト3で紹介。画面に流れていく歌詞を眺めているだけの気まずい時間……そんな時すかさずマイクを取りラップを披露すれば、盛り上がり一目置かれること間違いなしです。
■「サクラ咲ケ」・2005年/櫻井翔出演CM「城南予備校」タイアップ曲
嵐の代表的な春ソング。サクラップ的ポイントは、恥ずかしがらずにラッパー風の野太い声を出すこと。ちょっとやりすぎかなーというくらいの野太さで「イ゛ェィイ゛ェー」と冒頭入っていけば、もうその場の空気はこちらのもの! ラップ詞にこめられた、「一歩でも踏み出せば世界は変わる。成功するには時間はかかるけれども、つべこべ言うのは一歩踏み出してからだ!」という強いメッセージ性でオーディエンスのハートをガッチリつかみましょう。
■「We can make it!」・2007年/松本潤主演ドラマ「バンビ~ノ!」主題歌
こちらもこの季節にピッタリの、夢をつかみとろうぜっという前向き曲。サクラップ的ポイントとしては、なんといっても滑舌。そんなに難しいことは言っていないけど、独特のリズムに乗せようとするとちょっとうまく歌えない。歌パートノリノリだったのに、ラップパートになった途端目を閉じ立ち尽くし、少しうつむきながら集中して歌うと、世界観が演出できてかっこいい!「あ・え・い・う・え・お・あ・お」と軽く滑舌練習してGO!
■「風の向こうへ」・2008年/日本テレビ北京オリンピックテーマソング
オリンピックにピッタリの一曲だった、最高に気持ちいい爽やかソング。自然と体を左右に揺らしたくなる心地よいリズムのままサクラップに入り、ちょっと気取って「Clap your hands!」と頭上で大きく拍手をしてみよう。
カラオケは、歌う方も聞くほうも少しオーバーリアクションくらいが楽しい。ちょっとお酒が入っていたら、翔くんに成り切るのなんて簡単ですよ!
■番外編 「still…」・2007年リリースシングル「Happiness」カップリング
カップリング曲でありながら、嵐の曲で一番好き! という人が多く、翔くん自身も「自分で言うのもなんだけど、ドラマチックなRAP書けたなぁとは思った」と自負している(「All the BEST! 1999-2009(初回限定盤)」ブックレットより)。まさに隠れた名サクラップ曲。
カラオケなんて、多少噛んでしまっても逆に盛り上がったり一体感が生まれたりするもの。この春、新たな領域「サクラップ」をマスターして、カラオケひっぱりだこな存在になってしまおう!
ちなみに今回春のカラオケにぴったりなベスト3ですが、もちろんこれ以外にも名サクラップ曲はたくさん。カラオケには不向きですが、個人的にはアルバム「Dream”A”live」収録曲「Once again」のクールなサクラップが大好きです!(夏トマト)