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細田守最新作「未来のミライ」制作発表徹底レポ。きょうだいの問題、愛を失った方はどう考えどう結論するか

2017年12月14日 10時00分 ライター情報:丸本大輔
細田「この作品を一言で言いますと。4歳の男の子に妹ができまして。その妹に両親の愛を奪われたお兄ちゃんが愛を求めて、さすらい旅立つ。そういうお話です」

12月13日に行われた細田守監督最新作の制作発表記者会見。
細田守監督齋藤優一郎プロデューサー(スタジオ地図)が登壇し、2015年の『バケモノの子』以来3年ぶりとなる劇場アニメ「未来のミライ」のあらすじや、特報映像、メインスタッフなどが公開された。
公開されたわずかな情報や細田監督のコメントから、「未来のミライ」がどのような作品なのかを探っていく。
左が細田守監督で、右がスタジオ地図の齋藤優一郎プロデューサー。2人は、「時をかける少女」以降のすべての細田監督作品でコンビを組んでいる

主人公は、甘えん坊な男の子「くんちゃん」。妹が生まれて以降、両親との関係の変化に戸惑うくんちゃんは、未来からやってきた妹「ミライちゃん」と出会い、一緒に不思議な冒険をすることになる。
このアイデアは、二児の父である細田監督自身の体験から生まれた。

細田「僕自身、5歳の男の子と、もうすぐ2歳になる女の子の親でして。彼らの純粋なリアクションを見ていると、世界はもっと豊潤で、良いものに溢れているんじゃないかと思えたんです。そんな子供の視点を通して、面白い世界をダイナミックに見せていきたい。その中で、子供たちのバイタリティあふれる生き生きとした姿も見ていただき、皆さんも一緒に元気になって、未来に向かって飛び出していきたい。そう思っています」

しかし、4歳の男の子を主人公に設定したことは、今作品における最大のチャレンジだという。

細田「調べてみたら、『クレヨンしんちゃん』のしんちゃんは5歳。『となりのトトロ』のメイちゃんは4歳なのですが、女の子ですよね。4歳の男の子を主人公にするのは本当に稀で、世界の映画史の中でもあまり無いと思います。だからこそ、今作りながら、こういう主人公でしか見えてこない面白さを感じているところです。4歳の男の子はシリアスなところと、快楽主義的なところが折り重なっていて、非常にバイタリティがあるんですよ。それに4歳と5歳でも全然違っていて。ウチの子は5歳になったら『うんこ』とか『ちんちん』と言い出しました。『あ、だから、しんちゃんは5歳なんだ』と分かりましたね。5歳になってから映画を作りはじめていたら、そういう映画になったかもしれませんが、ギリギリのところで、品の良い、ご家族で観ていただきやすい映画になっていると思います(笑)」
「未来のミライ」のキービジュアル。まだ制作途中でありながら、すでにロシア、中東、南米などを含む57か国での上映が決定。しかも、さらに増える可能性も高いそうだ

子供の存在は未来そのものだと感じるようなポスターに


会見で公開されたキービジュアル(ポスターイラスト)に描かれているのは、青空と入道雲を背景に手を繋ぐ、くんちゃんとミライちゃんの姿。

ライター情報

丸本大輔

1974年生まれ。フリーライター。瀬戸内海で生まれ育ち、現在は東京の西側在住。インタビューを中心に活動。得意ジャンルは、アニメ、マンガ、サッカーなど。

URL:Twitter:@maru_working

「細田守最新作「未来のミライ」制作発表徹底レポ。きょうだいの問題、愛を失った方はどう考えどう結論するか」のコメント一覧 1

  • 匿名さん 通報

    「品の良い、ご家族で観ていただきやすい」音楽にしてくださいね,ストーリーに歌を被せるようなのは嫌いです

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