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吉高由里子「正義のセ」痴漢冤罪の危機9話。寺脇康文の役づくりの参照元はあの人?今夜最終回

2018年6月13日 09時45分 ライター情報:近藤正高
いよいよ今夜、最終回を迎える日本テレビの水曜ドラマ「正義のセ」(夜10時~)。このドラマでは主題歌を、主演の吉高由里子と同じ事務所(アミューズ)に所属する福山雅治が歌っている。そのタイトルは「失敗学」。失敗学とは実在する学問で、「事故や失敗の原因を究明し、その失敗情報を分析・共有することで再発防止につなげようとする」ものだ(『情報・知識 imidas 2018』)。この歌でも、失敗を学びにできれば、また勝負できるということが歌われている。

本作の主人公の吉高演じる新米検事・竹村凛々子は、自分の信念を貫くあまり、ときには失敗もするが、けっしてくじけず、いつも前向きだった。だが、先週放送の第9話では、そんな彼女が検事になって以来最大の失敗をしてピンチに陥る。
イラスト/まつもとりえこ

凛々子を励まし、助けようとする同僚たち


凛々子がピンチに追いこまれた原因は、以前、担当した地下鉄車内での痴漢事件だった。この事件で彼女は被疑者の村井直陽(東幹久)を起訴したものの、あとになって真犯人として郷田(河野マサユキ)という男が逮捕されたのだ。

村井は取調べで素直に容疑を認め、しかもその手には被害者である女子高生の杉本菜月(森高愛)が通う学校の制服スカートの繊維が付着していたので、凛々子は確信をもって起訴に踏み切った。しかし、真犯人のDNAと、菜月の衣服から検出されたDNAが一致したことから、村井は無実と判断されたのである。

村井に対し、凛々子は事務官の相原勉(安田顕)、支部長の梅宮譲(寺脇康文)とともに謝罪するが、相手の怒りは収まらない。凛々子は検事になったとき、絶対に冤罪事件は出さないと心に誓っていたため、今回の失敗にすっかり落ち込んでしまう。

梅宮はそんな凛々子を叱責したりせず、これまでどおり仕事を続けるよう言い、相原をはじめ同僚の検事や事務官たちも、今回の取調べで凛々子に落ち度はなかったと励ます。ネットニュースで冤罪事件について知った家族も、彼女が帰宅すると、好きな料理を用意して待ってくれていた。

それでも凛々子はなかなか立ち直れず、一瞬、検事をやめようかとまで思い詰める。そこへ先輩検事の大塚仁志(三浦翔平)が別の地検にいる同期に頼んで捜査資料を入手してきて、彼女に新情報をもたらす。それによれば、先に逮捕された郷田は、インターネットの掲示板で人を募り、集団で痴漢を繰り返していたと供述したという。

さっそく凛々子が掲示板を確認すると、そこに村井らしきアカウントを見つける。

ライター情報

近藤正高

ライター。1976年生まれ。エキレビ!では歴史・科学からドラマ・アイドルまで手広く執筆。著書に『タモリと戦後ニッポン』(講談社現代新書)など。愛知県在住。

URL:Culture Vulture

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