イケメンと非イケメンで女性の態度が変わる ロハス製薬のCMが物議醸し「また炎上?」の声
YouTube「ALFACE(オルフェス)CMピンチ篇」より。

9月15日にオンエアがスタートしたロハス製薬のフェイスマスク「ALFACE(オルフェス)」のCMが物議を醸している。出演者が相手の容姿によって態度を変える演出になっているというのだ。


イケメンに笑い、非イケメンに怯える


「チャンス篇」は坂道でりんごを落としてしまった女性の姿からスタート。転がったりんごを清潔感あふれる黒髪のイケメン男性が拾い、りんごを落とした女性と笑いあう。しかし女性の後ろからCMの主演を務める元KARAのク・ハラさんが登場すると、イケメンは一瞬でク・ハラさんに心を奪われたのか、ク・ハラさんにりんごをプレゼント。続いて「チャンスはいつでもやってくる」というナレーションとともにク・ハラさんが退場していき、商品の宣伝が挿入される。

「ピンチ篇」は、話の流れは「チャンス篇」と全く同じなのだが、身長低めでふっくらした体型・チェックシャツ姿の男性に変更されている。この男性がりんごを拾うと、りんごを落とした女性はあからさまに嫌そうな顔に。さらに、その後登場したク・ハラさんも男性を見て怯えた表情をする。
「チャンス篇」の男性と同じようにク・ハラさんにりんごをプレゼントするのだが、ク・ハラさんは少し怯えたような表情を見せて逃げるように駆けていく。

「ピンチ篇」の最後には、「チャンス篇」と対になるように「キレイはピンチを招く時もある」というナレーションが登場。この2種類のCMには、ネット上で「相手がいくらブサイクでも人の親切を踏みにじるようなCMはいかがな物かと」「控えめに言っても最低じゃない?」「何も『ピンチ』じゃないわ」といった声が続出している。

多すぎる炎上商法に視聴者も飽き飽き?


一方で「完全に炎上商法」「炎上商法を隠す気もないな」」といった声も。今年7月には「コックゥ~ん! しちゃった…」というセリフや官能的な動画の見せ方が「下ネタすぎる」と、サントリーのビール「頂(いただき)」のCMが炎上。CMを制作した大手広告代理店「電通」の関係者が、ニュースサイト「BuzzFeed News」の取材に対して「『炎上やむなし』という感じだった」とコメントし話題になった。


赤ちゃんの子育てに悩んでいる母親をピックアップしながら、父親がほとんど登場せずに「ワンオペ育児を美化してる」と炎上した「ムーニー」のCMや、「稼ぎのいい夫に変える」という発言が女尊男卑だと話題になった「ENEOSでんき」のCMなど、数多く生まれている“炎上CM”。Twitterには「さすがに多すぎて飽きてきた」という声もあがっている。