
「すげー特殊っぽいマウスが廃棄で出たっす!」――職場の27歳の男性が昔懐かしの「ボール式マウス」の存在を知らなかったと報告するツイートが話題だ。一体何歳あたりがボール式マウスを知らない世代なのか、ジェネレーションギャップをめぐりTwitter上では様々な意見が交わされた。
“ボール式マウス”を知らない世代
この投稿は50代だというTwitterユーザーが投稿した内容だ。現在マウスで主流なのは、ボールがついていない光学式マウス。LEDの光をセンサーで読み取る方式のマウスで、最近では「ブルーLEDマウス」や「レーザー式マウス」なども普及してきた。一方でマウスが誕生した当初から使われてきたボール式マウスは、今やほとんど使われていない。こちらはマウスの下についたボールをコロコロと動かして使用するのだが、定期的にボールの汚れを掃除しなくてはならなかった。
そんな懐かしのボール式マウスだが、話題になったツイートによると知らない世代も増えてきているのだという。このジェネレーションギャップに他のTwitterユーザーからは、「確かに今の子は知らないだろうなぁ… 取り出したボールを転がして遊んだのはいい思い出」「まだ売ってるところには売ってるけど、そろそろ絶滅しそう」「ボール式マウスってもう死語なんだな」と悲しみの声が上がっている。
一方で、「いや27歳はさすがに知ってるのでは?」「27歳だと小学校の“パソコン室”のPCにまだボール式マウスが使われてたような気がする」「高校のパソコンにもボール式マウスが使われてなかった? 光学式だったっけ?」などという指摘も。しかしこれらの意見には、「小学校時代にパソコンを触ってなかったらギリギリ知らないと思う」「今27歳の人は、ちょうどボール式から光学式への過渡期に学生時代を過ごしてる」といった反論がされていた。“27歳”という年齢は、ボール式マウスを「知ってるor知らない」の境界にあたる世代なのかもしれない。
「光学式マウス」は10年以上前から多数派だった?
「インターワイヤード」が運営しているネットリサーチサービス「DIMSDRIVE」は、2006年から2008年にかけて「マウスに関するアンケート」を実施。同サービスの公式サイトで結果を公表している。「パソコンで最も使用しているマウスはどんなタイプですか」という質問には、58.9%の人が「光学式マウス」と回答。
また年代別に見てみると、「10代以下」でボール式マウスを使っていると回答した人は18.7パーセント。2006年~2008年といえば現在“27歳”の人が高校時代を過ごした時期だが、この時から既に「光学式マウス」が多数派になっていたようだ。