3月16日は「世界パンダの日」だったそうな。その日に合わせ、カナダに本拠を置くアダルト動画シェアサイト「PornHub」が、なんとジャイアントパンダを欲情させるためのビデオ投稿をユーザーに呼びかける「パンダ・スタイル」なるプロジェクトを開始した。



 ジャイアントパンダは、国際自然保護連合(IUCN)により「絶滅危惧種」に長く指定されてきた。

 近年は中国政府の後押しもあり、各地にパンダ保護区域が設置されるなどした結果、野生のパンダの個体数も徐々に増えつつあるとされている。昨年9月には「絶滅危惧種」の指定から外れ、一段下の「危急種」に引き下げられた。

 しかし、野生のパンダが生息する四川省では山林の開発が進んでおり、まだまだ予断を許さない状況にあることに変わりはない。そこで、パンダの繁殖活動を促進させようというのが、PornHubの狙いとのことだ。

 とはいっても、投稿するのは本物のパンダを使ったビデオではない。
人間の男女がパンダの着ぐるみを着たり、体にパンダ模様のペイントを施したりしてまぐわうさまをビデオに撮って投稿せよ、というわけだ。

 さっそく“一肌脱いだ”のが、アメリカの有名ポルノ女優であるキミー・グレンジャー。パンダの着ぐるみを着た彼女、同じ格好をした男優を相手に、フェラから騎乗位、後背位へと激しい行為を繰り広げていく。しかし、パンダの繁殖にフェラは必要なのかと突っ込みたくもなる。そもそも後半になるとキミーは着ぐるみを脱ぎ捨てしまっているし……。

 ともあれ、その後、PornHubには別のキャストや素人による動画も相次いでアップされており、思い思いのパンダセックスを繰り広げている。


 中国人が見たら「われわれの国獣を侮辱するな!」と怒り狂いそうな話だが、動物園獣医の男性はこう話す。

「パンダの個体数がなかなか増えない理由として挙げられているのが、繁殖能力の低さ。パンダには性欲がないのかと思ってしまうほど、繁殖活動が少ないんです。そこでパンダの繁殖のために、発情期に入ったパンダに別のパンダが交尾しているビデオを見せて、性的に興奮させようという試みは実際に行われており、効果が上がっているケースもあると聞きます」

 しかし、PornHubに投稿された作品をパンダが見る機会があるかどうかは謎である……。