周りを気にせず過ごせる、個室風のプライベートな空間

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東京・浅草で落ち着いた佇まいを見せる日本料理店「浅草一文 別館」。歴史を感じさせる味わい深い店構えです。のれんをくぐると、そこには大人の隠れ家のような和の空間が広がります。

店内の席は一組ずつ仕切られ、お客さん同士が顔を合わせないように工夫されているのも嬉しいポイント。1階は個室風のイス席、2階には掘りごたつの個室、3階は36名まで入れる大広間があります。部屋では甲冑や坪庭など、趣向を凝らしたつくりで楽しませてくれます。

木札に両替する料金システムから付いた一文の名前

江戸の粋を感じて。先人たちの知恵から生まれた名物「ねぎま鍋」

「浅草一文 別館」は今から30年前に開店しました。浅草一文で使える通貨は木札。お客さんが来店したときに一文100円で木札を買ってもらい、料理やお酒の代金を木札で支払います。残った木札は会計時に換金するというシステム。このことから、一文という店名に決まったそうです。

しかし別館では、コース料理を注文するお客さんが多かったために木札を撤廃。本店では現在でも木札が使われています。その名残として別館のメニューには、円ではなく文と表記されているので注目してみてください。

お得にお腹いっぱい食べられるコース料理が自慢!

江戸の粋を感じて。先人たちの知恵から生まれた名物「ねぎま鍋」

おすすめはコース料理です。創作会席をはじめ、ふぐやしゃぶしゃぶなど数種類のコース料理を用意。

なかでも人気を集めるのが「4500円コース料理」。酒膳(前菜)、お造り、お椀物、おしのぎ(かまとろ握り)、ねぎま鍋、〆のうどん、デザートの合計7品がいただけます。

こちらのコースでは、月替わりとなる旬の食材を盛り込んだ料理を味わうことができます。見て楽しい、食べておいしい、こだわりが詰まったお得なコースです。

先人たちの知恵と工夫が詰まった絶品なべ料理

江戸の粋を感じて。先人たちの知恵から生まれた名物「ねぎま鍋」

「浅草一文」といえば、外せない料理がこの「江戸ねぎま鍋」。冷蔵機技術が発達していなかった江戸時代、マグロは醤油漬けで保存されていました。

脂の多いトロの部分は醤油をはじいてしまい保存できなかったので、捨てられていたそう。この捨てられる部分をなんとか利用できないかと考え出されたのが、このねぎま鍋でした。

長ネギとマグロを主役に迎え、醤油味のスープでいただく鍋。マグロはレアではなく、しっかりと火を通すと脂が溶け出します。トロっとしたなめらかな舌触りがくせになる一品です。

浅草で味わう江戸の味! 店内の風情と共に楽しんで

江戸の粋を感じて。先人たちの知恵から生まれた名物「ねぎま鍋」

お店を訪れるお客さんの男女率はほぼ同等。30代以上のお客さんを中心に、友人や家族との食事によく利用されています。落ち着いた大人の雰囲気で、記念日やデート、接待など特別な日にも最適です。

2018年の3月までは予約で満席ということなので、気になる方は3月以降に来店しましょう。8名以上の利用なら、5,000円で飲み放題付のお得なコースもあります。

「浅草一文 別館」へは、東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線・東武スカイツリーライン「浅草駅」の雷門方面出口から徒歩15分です。浅草寺の裏手にあり、浅草寺からなら徒歩3分の距離なので観光ついでにも立ち寄りやすいでしょう。旨みと甘みが溶け出した、名物の江戸ねぎま鍋。情緒あふれる店内でゆっくりと味わってください。

スポット情報

  • スポット名:浅草 一文 別館
  • 住所:東京都台東区浅草3-32-2
  • 電話番号:03-3871-1015