テレビドラマシリーズ『パートリッジ・ファミリー』で一躍人気者になり、役者として、そして歌手としても活動を続け大勢のファンに愛されたデヴィッド・キャシディ。しかし今年に入って、彼は認知症であることを公表。
今後はツアーなど行わずに「余生を楽しみたい」とポジティブに明かしていたのだが、彼の最期はあまりにも突然訪れてしまった。

「実は認知症を患っているんだ。」
「今後は健康状態などをうまく管理すべくツアーは行わない。そして人生を楽しみたいと思っているよ。」

そう前向きに語っていたデヴィッド・キャシディの体調が急激に悪化し、特に肝臓の機能が急激に低下。「一刻も早く肝臓移植を行わねば命がもたない」「腎臓の悪化も急速に進んでいる」と報じられたのは数日前のことだ。その状況は悪化するばかりで、手を尽くした医師団も家族に「最悪の事態を覚悟してほしい」と宣告するしかなかったという。

その後「意識はある」と伝えられていたのだが体調が回復に向かうことはなく、デヴィッドは21日に息を引き取った。
67歳だった。

若い頃は甘いマスクでアイドル級の人気を誇り、その後も長く業界で活躍したデヴィッド。彼の死について、代理人は『USA TODAY』にこのように声明を寄せた。

「キャシディ家の全員を代表してお伝えします。非常に悲しいことですが、私どもの父、オジ、親愛なる兄という存在であったデヴィッド・キャシディが亡くなりました。」

「デヴィッドは、愛する人々に囲まれ息を引き取りました。その心には喜びがあり、苦しみからも解き放たれていました。
長い間、彼は苦しんでいたのです。何年もデヴィッドを応援し愛してくださったことに、感謝いたします。」

デヴィッドの死を知った多くのファンが衝撃を受け、彼のFacebookでは以下のようなコメントが届いている。

「本当に悲しく思います。」
「悲しいものの、家族に見守られての最期で良かったと思う。」
「どうか安らかに。」

画像は『David Cassidy 2016年11月10日付Facebook「Kevin’s photos from David’s October 27, 2016 concert are now on David’s website.」、2016年3月25日付Facebook「Do you know the date or venue for this photo? Probably 1973 in Europe.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)