今回記事でご紹介するのは横幕智裕原案の漫画『ラジエーションハウス』のあらすじです。
作画はモリタイシ、2015年にグランドジャンプでスタートし現在は単行本15巻まで発売中。
2019年にフジテレビ系月9枠にてドラマ化。
2021年には続編が、2022年には劇場版が公開され、幅広い世代に人気を博した医療ドラマです。
単行本の累計部数は270万部を突破しました。
※本稿は作品のネタバレを含みます。あらかじめご了承ください。
『ラジエーションハウス』のあらすじ
主人公の五十嵐唯織(いがらし いおり)は診療放射線技師として働いています。
彼は周囲とトラブルを起こす事が多く、ある失言がきっかけで上司の不興を買い、それまで勤めていた病院を解雇されてしまいました。

無職になった唯織は、かつて片想いしていた幼馴染が働く甘春総合病院に働き口はないかと、ダメ元で求人広告欄をチェック。
すると放射線技師の空きがあり、急いで面接の予約を入れます。
その後、世界的な写真家・菊島亨(きくじま とおる)と出会いました。
菊島が原因不明の頭痛に苦しんでいることを知った唯織は、病院で精密検査を受けるように助言します。
無事面接に通り、新人の広瀬裕乃(ひろせ ひろの)と共に甘春総合病院に再就職した唯織。
幼馴染・甘春杏(あまかす あん)との再会に胸ときめかせるも、彼女は子供時代と様変わりし、放射線技師を見下す医者になっていました。
杏の変化に落胆する唯織ですが、気を取り直し新しい職場で頑張ることに。
そこへ菊島が現れて検査を申し込みます。
しかし銀歯がノイズとなり上手くレントゲン写真が撮れず、担当医の杏は困り果てました。
杏の役に立ちたい唯織は副作用が出るのを覚悟で造影剤を使おうと提案するも、一介の技師の分際で余計な口出しをするなと反発を招き、却って怒らせる結果に。
しかも杏は子供時代に唯織と会った事を全く覚えておらず、彼女と交わした約束を心の支えに、技師の腕を磨いてきた唯織はショックを受けます。
唯織が技師を目指した動機は、「技師になって私を手伝って」と幼い頃の杏が言ったからでした。
後日…..病院のベンチにポツンと腰掛けた子供を見かけた唯織は、寂しげな様子を放っておけず声を掛けます。
彼は千葉健太郎(ちば けんたろう)といい、膝のレントゲンを撮る為に検査を受けにきたそうです。
診断結果は成長痛でした。
ただでさえ仕事で多忙な母親の手を煩わせたと落ち込む健太郎に、唯織は「お母さんは子供のことを大事に思ってる」と語り聞かせます。
そこに戻ってきた健太郎の母親は、唯織の衝撃的な発言に凍り付きました。