住宅換気用フィルタを製造・販売する株式会社トルネックス(本社:東京都中央区、代表取締役:松井 周生)の「トルネックス外気清浄機」(PM2.5(※1)を98.5%(※2)除去)が、不動産開発事業を展開する順天建設股フン有限公司(本社:台湾台中市、董事長:柯興樹、以下 順天建設)が開発を進めている高級マンション「GREEN LIFE順天科博」(2021年完成予定)において、全戸標準搭載(順天建設指定備品として)されます。マンション全戸に当製品が導入されるのは、世界初となります。


 近年中国で、PM2.5や黄砂による深刻な大気汚染が発生したことを受け、日本でもPM2.5濃度が上昇し健康に影響を及ぼすことが懸念されています。PM2.5が呼吸で体内に取り込まれると呼吸器系や循環器系疾患の悪化を引き起こすことが確認されており、WHOの研究機関(IARC)の発表によると、PM2.5はタバコの煙と同レベルのグループ1に位置付けられています(発がん性リスクが最も高い)。

 台中市では中国大陸からの大気汚染物質の飛来、自動車からの排ガス、及び、世界最大級の火力発電所があることにより、PM2.5が環境基準値を大幅に超える日が観測(※4)されています。台湾に住む人々の間でPM2.5等による大気汚染への関心が高まっています。

 外の空気が汚れていると、住宅の換気により大気汚染物質が家の中に取り込まれてしまいます。そこで、順天建設は、日本の住宅用換気フィルタ「トルネックス外気清浄機」を世界で初めて全戸標準搭載することで、きれいな空気の中で安心して暮らせる住環境「GREEN LIFE順天科博」を実現しました。


 「トルネックス外気清浄機」に搭載されている電子式集塵フィルタは、PM2.5よりさらに小さなタバコの粉塵(0.5μm以下)をも集塵することが可能、湿度や温度環境に合わせ最適な運転を行うことで、集塵性能を長期間維持できます。当電子式集塵フィルタは、高い集塵性能を持ちながらも、一般的な微小粒子フィルタと異なり、フィルタが目詰まりしないため、換気風量は低下しません。

 電子式集塵フィルタ技術は、当社がメイン事業として手掛ける喫煙所をはじめ、病院の手術室、空港ターミナルビル等、より高いレベルの空気清浄度が求められる分野での導入も進んでおります。

 今回、順天建設で採用されたように、日本のマンションにおいても外気清浄によるきれいな室内空気環境の需要が増えております。当社では、国内のマンションにも順次ご案内する予定です。


※1:PM2.5は2.5/1000mm以下の微小粒子状物質の総称です(1μmは1/1000mmの粒子径)。

※2:定格風量120m3/h運転時のパーティクルカウンタによる計測。計数法1.0~2.0μm 98.5%、0.5~1.0μm 97.5%。0.3~0.5μm 96%、0.3μm未満の微小粒子状物質については除去の確認ができておりません。空気中の有害物質をすべて除去できるものではありません。
※3:外気取り入れに強い「電子式集塵フィルタ」はトルネックスの特許技術です。
※4:WHO PM2.5環境基準値 1年平均値10μg/m3、かつ、1日平均値25μg/m3以下。



■「GREEN LIFE 順天科博」建築概要
所在地     :台中市北區科博二街、科博路91巷
構造・規模   :敷地面積2,062m2/総戸数80戸/
         竣工時期2021年完成予定/入居時期2021年予定/
         販売開始2017年10月16日
設計施工    :順天建設 台中市西屯區文心路二段201號3樓
順天建設について:台湾株式上場企業(株式コード:5525)、
         不動産開発及び販売事業


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