米アーカンソー州フォークナー郡マウントバーノン(Mount Vernon)の住宅街で先月28日朝、ロビー・テイラー君(Robby Taylor、9)が郵便受けの郵便物を取りに行ったまま行方が分からなくなった。母親のリンジーさん(Lyndsay)はロビー君が戻ってこないのを心配して探したが見つからず、午前9時15分にフォークナー郡保安官事務所に通報した。
リンジーさんは、当時のことをこう振り返っている。
「郵便物を取りに行っただけなのに時間がかかりすぎると思って、外に様子を見に行ったのですが息子は見当たりませんでした。ただ近くの空き地から、犬が数頭走り去っていくのが見えました。」
その後、ロビー君はリンジーさんが犬を見かけた空き地で女きょうだいによって発見された。
保安官事務所はその日の午後、近くに住むトレイ・ワイアット(Trey Wyatt、25)を逮捕し、トレイの飼い犬である2頭のピットブルを検疫のため隔離施設に収容した。当時、ピットブルは放し飼いにされており、ロビー君はこの2頭に襲われて死亡したものとみられている。トレイは違法ドラッグの所持、薬物乱用時の銃の所持などの重罪、物理的証拠改ざん、危険な犬を放し飼いにして死亡させたなどの複数の容疑で起訴されている。
テイラー一家の友人であるケイディ・ホームさん(Kaydi Homme)は「防げることができただけに非常に残念です。ロビー君を発見したきょうだいは特に精神的なショックが大きいようです。
ちなみに2018年にはイギリスで、自宅の外で遊んでいた4歳女児が近所のピットブルに襲われて重傷を負った。またアメリカのノースカロライナ州でも同年、家族が飼っていたピットブルに1歳女児が襲われて死亡している。
画像は『The Sun US 2020年5月30日付「MAULED TO DEATH Boy, 9, attacked and killed by two ‘loose pit bulls’ after going outside to check his mailbox」(Credit: GoFundMe)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)