
(上)台風21号で飛行機が全便欠航でも、観光客でごったがえす那覇・国際通り(下)町には、あちこちにこんな貼り紙が
台風21号の真っ只中、沖縄に行った。こう台風が多いと、沖縄の人たちは大変だろうなぁと思いつつ、タクシーの運転手さんにふと「台風のとき、学校はどうするんですかね」と聞いたところ、休みになるという答えだった。
「え〜っっ! うらやましい!!」
思わずそう言うと
「とんでもない! 毎年3〜4日も台風で休みになるから、夏休みを何日か削られたりして、ブーブー文句言ってますよ」
と言う。
それはヒドイ! 子どもの頃、カゼが流行ったときなど、学級閉鎖を本気で祈り、欠席者の数を数えては、クラス中で「あと○人!」なんて大コールをしたもんだが、学級閉鎖の分は振り替え登校にならなかったような気が…。それに、台風で休みとなると、外に遊びに行くこともできない。まるっきりソンじゃないか! これは何かの陰謀か…とおとなげなく、腹が立ってきた。そこで、沖縄県教育委員会に事情を問い合わせてみた(なんだか偏屈じじいのクレームみたいですね)。
「沖縄県はタテに長いので、場所によって違いますが、たとえば本島では、毎年3〜4日くらい台風でお休みになります。宮古あたりだと、5日以上でしょうか。確かに、その分、夏休みを削ったりするところもありますよ」
え〜、それはヒドイ! カワイそう…と、いいトシして、スネてみたところ、こんな説明をしてくれた。
「決まりは決まりですからね。私たちが休みを減らせとか、どうしろと指示するわけではないんですが、規程の授業時数があり、それを確保するために、学校長の裁量によって決めています。夏休みを返上する以外にも、午前中だけ出て午後は休む、その逆に、午前だけ休んで午後から出るとか、平日の授業時間を増やすとか、学校行事を減らすとか、いろいろ工夫しているようです。これは、各々の事情によって違ってくるんです」
なるほど。
「え〜っっ! うらやましい!!」
思わずそう言うと
「とんでもない! 毎年3〜4日も台風で休みになるから、夏休みを何日か削られたりして、ブーブー文句言ってますよ」
と言う。
それはヒドイ! 子どもの頃、カゼが流行ったときなど、学級閉鎖を本気で祈り、欠席者の数を数えては、クラス中で「あと○人!」なんて大コールをしたもんだが、学級閉鎖の分は振り替え登校にならなかったような気が…。それに、台風で休みとなると、外に遊びに行くこともできない。まるっきりソンじゃないか! これは何かの陰謀か…とおとなげなく、腹が立ってきた。そこで、沖縄県教育委員会に事情を問い合わせてみた(なんだか偏屈じじいのクレームみたいですね)。
「沖縄県はタテに長いので、場所によって違いますが、たとえば本島では、毎年3〜4日くらい台風でお休みになります。宮古あたりだと、5日以上でしょうか。確かに、その分、夏休みを削ったりするところもありますよ」
え〜、それはヒドイ! カワイそう…と、いいトシして、スネてみたところ、こんな説明をしてくれた。
「決まりは決まりですからね。私たちが休みを減らせとか、どうしろと指示するわけではないんですが、規程の授業時数があり、それを確保するために、学校長の裁量によって決めています。夏休みを返上する以外にも、午前中だけ出て午後は休む、その逆に、午前だけ休んで午後から出るとか、平日の授業時間を増やすとか、学校行事を減らすとか、いろいろ工夫しているようです。これは、各々の事情によって違ってくるんです」
なるほど。
トクでもソンでもないようだが、台風が相手だけに、誰もどこにも怒るわけにはいかないのだろうな。(田幸和歌子)
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