アメリカと日本の雪だるまの違いとは
一番下の○が足とは…
最近のシカゴは日本同様寒く、雪もなかなか溶けない状態が続いている。
そんな状況で一番嬉しがっているのは、雪だるまなのではないだろうか。

冬中溶けずに家の前に立っていて欲しいと思う。

ところで、アメリカの雪だるまは普通三つの雪玉が重なっているのをご存知だろうか。日本のとはかなり風貌が違うし、見た目にも安定しているとは思いにくい、ジャンボだんご三兄弟串なしだるまなのだ。

しかし、なぜ三つ?

アメリカ人の子供に聞いて見ると「スノーマンだよ。頭と胴と足があるでしょ」とオーバーな動作を入れて説明してくれた。
そうなのだ!スノー(雪)マン(男)で雪男。三つ目のまん丸な雪玉は足だったのだ。

スノーマンはキャラクターの名前ではなく、英語で雪だるまの意味なのだが、雪男の方が視覚的にもわかりやすそうだ。

雪だるまはダルマが基本なので、手足がないのは当然だ。
ダルマ伝説を説明するのも厄介なので「日本のは雪玉二つで作るんだよ」とだけ子供に教えると「え〜? スノーマンじゃないよ。足がなかったら歩けないじゃない」と笑いながらも反面可愛そうに思ったようだ。

アメリカの雪だるまはパイプをくわえ、シルクハットをかぶり、人参の鼻に枝の手腕、目は木炭というのが伝統的な姿だという。

ちょっとオッさん化している三つの雪玉が、アメリカ版ということになる。

日本の二つの雪玉でどっしりと雪地に落ち着いている雪だるまとは、ちょっと違うのだった。(シカゴ/あらた)
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