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レトロで懐かしい、80年代のもうひとつの顔

レトロで懐かしい、80年代のもうひとつの顔
(上)1983年の恵比寿一丁目(下)2005年の恵比寿の同じ場所
       
『ALWAYS 三丁目の夕日』も大ヒット、昭和30年代ブームはいまだ根強い。

しかし、レトロで懐かしい、古き良き日本は昭和30年代の専売特許ではない。あのギンギラギンでイケイケだったはずの80年代(昭和50年代)だって、実はじゅうぶん懐かしくて古めかしい顔を持っていたのである。
そんな「教科書では教えてくれない」事実をグラフィカルに伝えているサイトが、「東京・昭和の記憶」だ。

これは、管理人の二邑亭駄菓子(にゆうていだがし)さんが、1970〜80年代に東京のあちこちを散歩して撮影したモノクロ写真のギャラリーだが、当時の写真の上にマウスをあわせると最近のようすがわかるという興味深い仕掛けになっている。たとえば、この記事に掲載している上の写真にマウスをあわせると下の写真に切り替わる、というわけ。

そのダイナミックな変貌ぶりに驚いたあとに、「恵比寿1丁目1番にあった『魚常フードセンター』。この写真の左手にある八百屋とともに、このあたりはいつも賑わっていた。いまはビルになって、終日ひっそりとしている」なんていう文章を読むと、ものすごくしんみりしてしまう。

しかし、1983年の恵比寿、とても日本のマーケットが若者向けにシフトしていく過程の象徴的な”事件”だった東京ディズニーランドができた年(ホイチョイ・プロダクション)とは思えない風情である。昨今、何かと話題の六本木ヒルズ付近だって、当時はこんなかんじ。80年代は、すぐそこにある遠い場所、なんですな。

「”昭和の記憶”を開始したのは、2年ほど前でしょうか。実は東京の写真だけでなく、各地の町並みや乗り物など、何も考えずに撮りためた写真が膨大にあって、どうしようと思っていたところウェブと出会ったわけです。立派な建物の写真は残している人が多いのですが、なかなか一般の家並みは見過ごされがちです。ようやく最近になって、そんなものにも価値が見出されるようになったようなのではじめてみました。保存箱に眠っている写真にようやく日の目を見せることができてよかったと思っているところです」と、二邑亭さん。

ちなみに、80年代なのにモノクロで撮影しているのは「古き良き風情」を表現しようとしたわけではなく「将来的に印刷物にしようとすると、とてもカラーポジは高くて手が出なかった」というシンプルな理由からだそう。

今後も山ほどあるモノクロ写真を随時アップしていくそうで、個人的に目を離したくないサイトである。(エキサイトニュース編集部 みと)
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2006年3月5日のコネタ記事

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