今買うならココ! 人気の土地ランキング
(上)普段何気なく見上げる月も……(下)オーナーの証!月の権利書
夢のマイホーム。住宅ローン控除の年々縮小されるとあって、ここにきて家を買う人も多いと聞く。
その一方で、「こんなに狭い土地がどうしてこんなに高いのよ!?」とため息をつきながら、夢と現実のギャップに悩まされる私のような人も多いはず。

そんな人にオススメの格安物件がある。なんと約1200坪というサッカー場ほども広い土地が約3000円という夢のような値段で買えるのだ。「月の土地」である。そう、空に見上げるあの月だ。販売元はルナエンバシージャパン。
アメリカで月の土地を販売するルナエンバシーの日本販売代理店である。

ルナエンバシージャパンは2002年春に月の土地の販売を開始。アメリカでは有名なハリウッドスターも数多く購入しており、発売当初から話題になっていたのでご存知の人もいるだろう。さらに同社では2003年からは火星、2004年からは金星の土地も販売している。宇宙の土地を売ってもいいの? なんて思った人もいるかもしれないが、現在宇宙の土地の販売は法的には違法ではないとされている。

続々と増える物件ラインナップに驚きつつ、同社に人気ランキングを聞いてみた。
すると、1位「月」、2位「火星」、3位「金星」の順。2003年夏の火星大接近のときには一時的に火星の人気が高まったらしいが、基本的にはこの順だそう。なかでも月の人気は圧倒的で購入者の約70パーセントを占めるそうなので、賑やかな場所が好きな人にはオススメだ。

気になる今後の発売予定も聞いてみると、「すでにアメリカでは水星、木星の衛星であるイオが発売されており、日本でも今後発売していく予定」だという。ちょっと変わった場所に土地がほしい人はこちらが良さそうだ。

販売はインターネットまたはFAXのみ。
購入すると月の権利書や地図が送られてきて、オーナー気分が一気に盛り上がる。夢のある商品だけに贈り物としても人気があるのも納得。この際、「宇宙の土地を買ったところで実際に行けないし、権利についても不安だし……」とかヤボなことは言いっこなし。ロマンを買うのだ。とはいえJTBも月旅行を発売しているこの時代、もしかしたら自分の買った土地に行ける日もそう遠くないかもしれない。

ちなみに私は月の土地を発売とほぼ同時に購入済み。
まだ知らない月でのご近所さん、そのうちに月で井戸端会議でもしましょう。
(古屋江美子)