日本初! ペット用のお土産が登場
ロングジャーキー、サンドジャーキー、干し肉シリーズ、さらにはクッキー缶など豊富な品揃えの『スヌーピー愛犬お土産シリーズ』<br>PEANUTS (c)United Feature Syndicate, Inc.
旅のお土産と言えば家族や友人、会社の同僚と渡す相手はヒトと相場が決まっていた。でも、それはもう過去の話となりそう。
これからはお留守番のワンちゃんにもとっておきのお土産をあげる時代がやってくるようです。

先月から北海道を皮切りに空港、観光地の売店、ホテルなどでなんと、お土産用のペットフード『スヌーピー愛犬お土産シリーズ』というのが販売されることになったのだ。

この販売プロモーションを企画したのはJTB北海道。しかもスヌーピーがペットフードのキャラクターになるのはこれが世界初! というではありませんか。

実際に商品を見てみると、これがめちゃくちゃかわいい! 思わず「私も犬になりたい!?」と思ってしまうほどなのだ。

さっそく企画元のJTB北海道・北海道イベント・コンベンション営業部にお話を聞いてみることにした。


「当部では『旅シーン』を媒体と捉え、北海道のお土産をアピールする販売促進プロモーションを行っているんですが、あるとき、ふと『ペットは家族の一員というけれど、そう言えばペットに買って帰れるお土産がないなぁ』と思ったのが商品開発のきっかけです。ペットと旅を楽しまれる方もいらっしゃいますが、ペットを預けて旅行に来られるお客様もまだまだ大勢いらっしゃいます。お土産は旅の想い出を周りの人に伝えるものです。そんな思いを家族の一員である愛犬にも味わわせてもいいのではないか! と思ったわけです」と担当の阿部さん。


このお土産用ペットフードを作っているのは北海道で唯一ペットフードを製造する株式会社ノースペットで、原材料は北海道産を中心とした国産のもののみを使用。
ビーフジャーキーやササミジャーキー、干し肉、クッキーなど全10アイテム。
中でもビーフジャーキーは北海道で育った牛を使用し、クッキーは北海道産100%のチホク小麦とミルクが原料で作られているのだそうだ。

「味の方も自信はありますよ。なんといっても材料の肉は、生肉を使用して製造されていますし、工場内は、人間のハム・ソーセージ工場と同一です。犬も分かるのですね、本物の味が……。当社でも愛犬家の社員のワンちゃんに食べさせましたが、もの凄い勢いで『スヌーピー愛犬お土産シリーズ』の食材を食べていたようです。犬用なのでもちろん塩分は人間の6分の1ですが、実は人間が食べてももちろん問題ありませんよ。
商品表示の関係で人間が食べられるとは書いていませんが。私もクッキーを食べましたが、いや、本当に美味しかったです」と阿部さん。

それはそうと、“スヌーピー”がペットフードのキャラクターになったのが世界初とは?

「これは意外な話なのですが、様々な商品に“スヌーピー”キャラクターが付いていますが、これまでペットフードには使われていなかったんですよ。ピーナッツのコミックの中では、“スヌーピー”はドッグフードを食べているものの自分は犬だと思っていないのです。あくまで人間と同じ感覚なのです。だから、不思議なのですが誰も思いつかなかったというか、スヌーピーにペットフードはタブーと思われていたのか、今までどこからもペットフードのキャラクターに使いたいという申請がなかったそうなんです。
でも、今回は“スヌーピー”のライセンシーである株式会社ナカザワコーポレーションと(株)ノースペットと当社のコラボレーションによって、世界初の『スヌーピー愛犬お土産シリーズ』が発売となりました。本国アメリカの版権元サイドからも“お土産用ペットフード”というコンセプトが非常に面白く注目をされているようです」

てっきりライセンシー側が拒否しているものだと思っていたけれど、これは意外な盲点。そんなこともあるんだぁと私もびっくりした。でも、スヌーピーは絶対お土産を欲しがるタイプだと思う。そういう意味でもワンチャン用のお土産ペットフードのキャラクターがスヌーピーというのはとってもしっくりくる。

「『スヌーピー愛犬お土産シリーズ』は、あくまでもワンちゃんのお土産用ですから、旅のシーンで訪れる施設(観光スポット・宿泊施設・空港など)で販売する予定です。
よってペットショップやホームセンターでの販売は考えていません。値段は400円〜600円、缶タイプが1200円と修学旅行の生徒さんでも気軽に買える価格帯にしています」と阿部さん。

ペット用のお土産という今までに全くなかった商品だけにインパクトは大。あなたも北海道を訪れた際は是非、ワンちゃんにお土産を買ってみてはいかが? ペットが喜ぶのはもちろん、あなたのやさしい心遣いを家族や友人も再認識してくれるかもしれませんよ。
(こや)