本場ドイツの「クリスマスマーケット」を日本で
(上)これがヒュッテ(木製の小屋の屋台)。<br>(中)世界に4つだけ110歳のアンティークメリーゴーランド。<br>(下)世界最大級のクリスマスツリー
「クリスマスマーケット」というイベントをご存じでしょうか? キリスト教でクリスマス前の4週間のアドヴェント(待降節)という期間に、主にドイツの都市・街の中心の広場でおこなわれ、寒い冬の街を一気に盛り上げるドイツの伝統的なクリスマスイベントだ。

日本人にはあまり馴染みがなくその楽しさを知らない人は多いが、なんと、本場ドイツの本格的なクリスマスマーケットが日本でも開催されている。
それは、大阪の梅田スカイビルがある新梅田シティで開催中の「ドイツ・クリスマスマーケット大阪」。

このドイツ・クリスマスマーケットは、「ドイツのクリスマスマーケットとまったく同じ」で、ドイツの賛美歌が流れるなか、ドイツから運んできたヒュッテ(木製の小屋の屋台)が立ち並ぶマーケット。ヒュッテでは、本場ドイツのビール・ワイン・焼きソーセージ・ジャーマンポテト・パン・スープなどの味覚や、オーナメントなどのクリスマスグッズを中心とした手工芸品を、ドイツからやってきたドイツ人スタッフが販売(もちろん、通訳の日本人スタッフもいるのでご安心を)。巨大な網の上で大きなソーセージが並べて焼かれていたり、明るく気さくなドイツ人スタッフとふれあったりと、ドイツのクリスマスを楽しむことができるのだ。

このほかにも、シンボルの10万個の電球で飾られた世界最大級・高さ27mの巨大クリスマスツリー、ドイツから運んできた世界に4台しか現存しない110年の歴史を持つ木造のアンティークメリーゴーランドも見所で、特に子どもたちに大人気だ。アマチュアカメラマンにも大人気。
ヒュッテでは、クリスマスプレゼントにぴったりなものもたくさん販売されているので、”ドイツ直輸入”のオシャレな贈り物を手に入れたい場合にもおすすめ。

このドイツ・クリスマスマーケットがはじまったのは4年前で今年で5年目。実は、梅田スカイビルには在大阪ドイツ総領事館が入居していて、ビルを管理する積水ハウス株式会社のドイツ在住経験がある企画者が「盛大に賑わうドイツのクリスマスマーケットを是非、大阪の新梅田シティで」ということで始まったそうだ。以来、毎年11月下旬からクリスマス(12月25日)まで開催され、年々来場は増え続け、去年には70万人の来場者を記録し、もはや定番の大阪の冬の風物詩となりつつある。
なお、クリスマスマーケットは国内では他に、札幌や去年は東京でも開催されていたそうだが、総領事館主催で行われるこの大阪のクリスマスマーケットが国内最大規模だとか。

さて、12月も下旬に差しかかり、ドイツ・クリスマスマーケットもいよいよクライマックス。

22日〜25日には、シンボルの巨大クリスマスツリー下のアトラクションステージにおいてクリスマススペシャルライブが開催!
また、ニコラウス(ドイツのサンタクロース)が午後7時から9時まで登場し、会場内を歩いて来場者との写真撮影も行ってくれる予定。

家族連れでもカップルでも楽しめるクリスマスマーケットに梅田スカイビルの空中庭園展望台、幻想的な「光のルネサンス」と、師走の夜はクリスマスイベントで忙しく走り回るわけだ。
(もがみ)

「ドイツ・クリスマスマーケット大阪」
開催期間:11月17日〜12月25日
開催時間:月〜木12時〜21時、金〜日11時〜22時
ツリー点灯:17:00〜24:30、25日は17:00〜24:00
開催場所:大阪市北区大淀中1-1-88
     新梅田シティ・梅田スカイビル1階広場「ワンダースクエア」

梅田スカイビルHP
ドイツ・クリスマスマーケット2006HP
大阪・神戸 ドイツ連邦共和国総領事館HP
編集部おすすめ