老舗ブランドの美味しい「保存食チョコレート」
地震や災害の備えに……「保存食チョコレート」は一袋525円(税込)。全国の百貨店、量販店のメリーチョコレート売場や<a href="http://www.mary.co.jp/" target="_blank">メリーチョコレートのHP</a>で購入可能。一袋あたり160g(約38粒)と盛りだくさんなところも嬉しい
先日、石川県を中心に大きな地震があったばかりだが、首都圏にもいつ起こるかわからないと言われつづけているし、他人事ではない。しかし、ふつうに暮らしているとなかなか危機感がないものだ。


地震や災害へに対して、食料などの備えをしておくべきだとは思うのだが、私自身、常備できていないのが現状。災害セットのようなものもなかなか購入する機会がない。そんななか、手軽に買えてしかも美味しい「保存食チョコレート」を見つけたのだ。

これは株式会社メリーチョコレートカムパニーが販売する製品。「保存食チョコレート」は製造日より1年間、冷暗所で保存できる。購入して食べてみたのだが、これが、いつものメリーチョコレートと変わらず美味しい!

老舗のチョコレートブランドが、このような保存食としてのチョコを販売しているのも意外と珍しいのでは? 発売は1997年からというから、すでに10年。
知らなかったのが不思議なほどだ。さっそく(株)メリーチョコレートカムパニーに販売の経緯などを伺った。

すると、発売に至ったきっかけは、1995年に阪神淡路大震災を体験した女性からの手紙。内容は、「ちょっと早めに、主人のためにバレンタインチョコレートを買いました。ところが17日の大地震。混乱の中、チョコを探し出し、<愛を込めて>と言って主人に手渡したチョコレートは、そのままその日の非常食となりました」というものだったとか。


そしてその後、さまざまな検討を重ねて、栄養価と保存性に優れ、携帯にも便利なチョコを非常食として売り出すことを決定したという。

「保存食チョコレート」は、劣化が早まる乳脂肪分を抑えた(ミルクが入っていない)プレーンな粒チョコレート。一粒一粒、アルミ箔の包装紙で個装され、さらに蒸着袋に入っているので持ち運びにも便利。そのため、災害時の備えとしてだけでなく、登山やアウトドアへの携帯食、兼サバイバル・フーズとして役立っているとか。たしかに、登山で遭難した際に、たまたま持っていたチョコレートで命拾いした話などはよく聞く。

長く保存できて、栄養もあって美味しいなんて! 「保存食」とはいえ、チョコレートというのが手軽で、贈りものにしても良さそうだ。
ただし、チョコ大好きな方は、私の経験上、一度封を開けて食べはじめると、ついつい手が進んで、保存できずに食べきってしまうのでご注意を!
(田辺 香)

(株)メリーチョコレートHP