尾道発の新感覚飲料、それは「チャイダー」!
尾道の新名物「チャイダー」の「オレンジ」(左)と「グリーン」(右)。みなさんもぜひお試しください
梅雨前だというのにすっかり夏の雰囲気漂う今日この頃。ちょっとした移動だけでも汗ばんでしまい、爽やかな飲み物でスッキリしたくなりますよね。
そんなある日、ちょっと小耳に挟んだ「チャイダー」という謎の飲み物。そのネーミングから想像すると、明らかにサイダーと関係がありそうだが一体どんな飲み物なのでしょうか?
というわけで“チャイダー発祥”のお店「今川玉香園茶舗」さんにお話を聞いてみることに。

快く教えて下さったのは店長の今川さん。「チャイダーは、お茶とサイダーを混ぜて作った飲み物です。お茶の“チャ”と、サイダーを混ぜて“チャイダー”なんです」とのこと。尾道発の飲み物だそうで、今川玉香園茶舗でブレンドした“チャイダー用のお茶”に、近くの喫茶店「チャイサロンドラゴン」さんがその日の状況に合わせサイダーで割る、というこだわりの飲み物なんだとか。
尾道でもチャイサロンドラゴンでしか飲めない、とっても希少な品です。

もともと、今川さんが京都でお茶修行をしているとき、サイダーとお茶を割って飲んでみたのがきっかけ。その美味しかった思い出をチャイサロンドラゴンのオーナーさんと話していた時に、「せっかくだからきちんと商品化しようよ」と販売を決定したそうです。そのお味は、お茶と混ぜることでサイダーの炭酸が程よく弱まり、またお茶のほのかな香りで後口がスッキリしていて飲みやすい。甘みもちょうどよいため、小さな子供からお年寄りまで幅広い人々に愛されているとか。

そして「チャイダー」は、その珍しさからかテレビや雑誌など数多くのメディアで取り上げられ、何人もの芸能人がチャイダーを味わっていったとのこと。
その度に好評を得て、今では知る人ぞ知る尾道の名物に成長したそうです。

試しに「家でもチャイダーって作れないですかね?」と伺ったところ、「お茶のブレンドにはチャイダー専用の比率があるので、まずはぜひお店で試してください」とのこと。そりゃそうですよね。

お値段は「450円」とお手頃。ちなみにチャイダーには、今川さんがブレンドした煎茶・抹茶とサイダーを混ぜた「グリーン」と、紅茶とパッションフルーツとサイダーを混ぜた「オレンジ」があるそうです。お近くの方や尾道に行く予定がある方はぜひお試しください。

(木南広明)

今川玉香園茶舗HP