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外国人モードで“日本のおじさん”を観賞してみる

図書館の外国人向けコーナーにて、こんな本を見つけた。おそらくは日本語がまだそれほど堪能でない? 外国人のために書かれた、日本人がよく使うジェスチャーを写真入りで解説する『70 Japanese Gesturesにほんのしぐさ 70』である。「言葉いらずのコミュニケーション」というサブタイトルがついており、背表紙で深々とおじぎをするスーツ姿のおじさんがなんとも気になる……。

さっそく手にとってパラパラめくってみたところ、外国人には確かにわかりづらいだろうな〜と思われる「おじぎ」や「土下座」、「ごますり」などといったいかにも日本的な? ジェスチャーから、「首になりました」や「おかんむり」などの哀愁漂うものまで絶妙なワードが満載!
ちなみに「おかんむり」の項目を読んでみると、【頭の上で鬼のツノのように指を立てるジェスチャー】→「既婚の男性がこの仕草をするときは、彼の妻が怒っていることを意味する」なる大マジな解説が。

さらに、「slang gesture(俗語ジェスチャー)」の章では、「くるくるパー」、「ブス」、「出っ歯」、「おかま」、「やくざ」などなど、ある意味、日本人でもなかなか口に出せないパンクな言葉がいっぱい。「ハナヂ、ぶ〜!」や、親指(あるいは小指)を立てて「彼氏」「彼女」を示す仕草(「私はコレで会社を辞めました」とかありましたよね……)などなど、違う意味でドン引きされそうなおやじパワーが炸裂!

そして、いよいよ最終章「children's gesture(子ども達のジェスチャー)」では、「おしりペンペン!」、「がちょーーん」とか「ぱんつーまるみえ」などの、郷愁を誘われるレトロワードが登場。なにより、きちんとスーツを着込んだ姿でうれしそ〜に「えんがちょ!」、「バリアー!」などのアクションをキメるモデルのおじさんがなんとも愛らしく、ほのぼのしたイイ味出してます。巻末にこのおじさんのプロフィールも載っているのだが、本業はモデルではなくエンジニアなのだそうで……。

個人的には「霊柩車が通る」(もちろん、親指を隠すジェスチャー)と、駅のプラットフォームにおける「傘ゴルフ」のジェスチャーがツボでした。いや〜、この着眼点には感心! 私達にはもはや日常的すぎる風景ですが、確かに外国人から見たら電車を待ちつつ傘でスイングの練習をするおじさんは「いったい彼は何をしているのだ??」的ナゾな存在なのかもしれませんね。

というわけで、『日本のジェスチャー70』というより、『日本のおじさんのジェスチャー70』といった方がいいような気もする本書。元来がオーバーアクションな英語に比べると、日本語は仕草で表現することは少ないように思っていたが、こうして並べてみると結構あるもんなんですね〜。外国人の上司やお友達がいる方はプレゼントに、もしくは英語を勉強中の方はおもしろ参考書としていかがでしょう? 日本人にもウケること間違いナシの名著ですよ!
(野崎 泉)

『70Japanese Gestures』紹介ページ*IBCパブリッシング(株)HP内
エキサイト商品検索『70 Japanese Gestures にほんのしぐさ 70』

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2007年7月13日のコネタ記事

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