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NYの隠されたマトリックスで住所を探してみる

ニューヨーク(NY)の街の特徴の一つとして、「グリット」と呼ばれる碁盤の目に施された都市整備があると言われる。おかげで住所を聞いただけで、ぴたりとその場にたどり着ける。

グリットを形成しているのは、南北を縦に走る道の「アベニュー」と、東西横の道の「ストリート」。それらがまっすぐ垂直に交叉し、マンハッタンを細かく賽の目切りにしている。

アベニューとストリートには人物名や数字が名前として付けられているが、基本的にアベニュー名の数字は東から西に向かって増え(1 Av. から12 Av. まで)、そしてストリートも南から北に向かって上がる数字が付く(1 St. から220 St. まで)。

更にマンハッタンは、5thアベニューを境に東西に分けられていて、Eとあれば東側、Wなら西側になる。
そしてアベニューの番地は南を起点に数字が上がり、ストリートの番地は5thアベニューを境に東西双方に順に数字が上がっていく。

それらの基本法則を念頭においてという住所を調べてみよう。

「57th St.」とあるので、それは東西に横切る57thストリートだと分かる。
そして番地の「40 W」は、「5thアベニューから西側40番地」という意味だけど、40番地はどの辺りかというと、5thと6thとの間だ(画像参考)。
さらに番地の数字が奇数ならストリートの北側、偶数は南側を意味する。

ということで、この場所は、5thアベニューから西、5thと6thアベニューの間、57thストリートの南側のビルということになる。

ほほう、と感心するのはまだ早い。今度はアベニュー沿いの住所の場合。
例えば「1444 Amsterdam Av.」という住所。 Amsterdamアベニューは、マンハッタンの西側を南北にのびる長いアベニュー。ストリートが分からないと、一体どこなのか皆目見当がつかない。

そこでまたしても注目するのが、番地の数字。このアベニュー沿いの番地は、ストリートとリンクして、南端を起点に数字が大きくなっていくので、慣れてくるとだいたい見当がつくのだが、もちろんちゃんと割り出せるマトリックスがある。

最後の数字を除いた数を2で割り、チャートに記された数字を足したり引いたりすると、あら不思議、ストリートの番号になるのだ。
この場合だと、1444の最後の数字4を除いた144を2で割り、チャートに記された数字59を足すと131になるので、この番地は131stストリートなのだ。
そして番地の数字が奇数なら西側、偶数なら東側とされているで、このビルは、
Amsterdamアベニューの東側、131stストリートの角、ということになる。

この別のチャートの話をしだすと更にややこしくなるので、そういう物に基づいて番地が振られているんだぁー、と理解しておいて。

このNYグリッド計画が始まったのは1811年。人口増加を見越し、街がてんでバラバラに開発され、ごっちゃごちゃになる前に本格的な都市計画をしてしまおう! っちゅうことで、既に都市ができ上がっていたロウアーを除くマンハッタン全域に、約100年かけて、ちゃちゃちゃとやっちゃった。かしこーい。

今はカーナビやインターネットで簡単に検索できるんだが、地図の上で住所をたどって旅してみるのも、雅なものかと。
(チン・ペーペー)

Manhattan Address Finder*参照チャート

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「NYの隠されたマトリックスで住所を探してみる」の みんなの反応 1
  • 匿名さん 通報

    218Stまでじゃないんですか?

    2
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