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大食い王・白田くんのあの「名ゼリフ」に迫る

「幽門、開いた〜!」

これは、9月30日に放送された『元祖!大食い王決定戦』決勝のクライマックス、残り時間5分を切り、28杯目のラーメンに挑んでいたときに、「ジャイアント白田」が発した名ゼリフ。

サービス精神たっぷりのコミカルなセリフには、「あのセリフが最高だった!」「爆笑した!」などの声が多く、番組にとっても、また、彼の大食い王決定戦引退を飾るという点でも、最高の一言となった。

ところで、この「幽門」という存在、実はあまりよく知らない人も多いのではないだろうか。
無粋ながら、『広辞苑 第四版』で調べてみると、「胃の末端部で、十二指腸に連なる部分。細いが筋肉は発達して壁は厚く、内面には多くの溝がある。括約筋は常に閉じ、時々開いて食物を腸に送る」とあった。

自分の意思でコントロールできるものではないだろうが、個人差などあるもの? 総合診療科の医師に聞いてみると……。
「幽門は、胃から十二指腸へいく胃の最後の部分で、自分の意思で動かすことはできないです」とのこと。また、その働きの個人差については、こんな説明があった。
「内容物の胃から十二指腸への排出は、胃内容物の容積が大きいほど早くなったり、また、迷走神経刺激やホルモン等の影響を受けるので、複雑です。さらに、精神的因子も、胃の動きを低下させたりします。なので、個人差はもちろん、食事の量や食べたもの(脂肪や塩酸、温度などの違い)、精神状態の違いで、胃の動きは変わってしまうようですよ」

ちなみに、今年の『東京スポーツ』正月特別号では、同じく大食いのギャル曽根がインタビュー記事で「人間って胃の出口に幽門があって、食べると幽門が閉じて、胃で食べ物を溶かす。食べてから幽門が開くのは普通1時間かかるそうで。でも私は幽門が開きっぱなしなんです。 食べたものが胃にたまらず、どんどん腸に流れていくんですって」といった発言をしていた。
さらに、4月に発行された『アエラ臨時増刊 カラダAERA』の「ギャル曽根の謎をメタボリック外来で解明してみた」という記事でも、CTにうつった彼女の空腹時の胃について、「胃壁が厚く、大きく広がることができるキャパシティーのある胃」、さらに満腹時のCT画像に関しては「幽門部が広がっている」という可能性が指摘されていた。やはり大食いの人の「幽門」は特別なのか。

ところで、白田くんの名ゼリフで一躍有名になった(?)「幽門」、調べてみると、実は2005年の『元祖! 大食い王決定戦』において、担当医師が「食べ物が胃から腸に送られるまで大体60分」「90分あれば胃の出口の門、幽門がどこかで開いてくるはず」「胃が満杯になるタイミングと幽門が開くタイミングが合えばペースは落ちない」と解説した後、しばし体をゆすり、箸を休めていたドクター西川(射手矢)が、復活した際に発言したものであったらしい。

つまり、十分にパロディ的意味も持っていたということが、熱心な大食い番組ファンの方々にとっては、余計に楽しめる名ゼリフであったかもしれない。
ああ、素晴らしきかな、幽門。
(田幸和歌子)

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