
それは、自然保護団体のWWFとミュージシャンとのコラボレーションTシャツ「WWF meets Artists」。
(有)グッドスピードでは、Tシャツの定価の3%をWWFの活動費に充てるというファッションとドネーション(寄付)を直結させた商品を展開してきたが、今回は売り上げの10%をWWFに寄付するというさらに社会貢献度の高い商品になっている。そして、デザインを手掛けるのは横山剣(クレイジーケンバンド)、ボニーピンク、UA、 山本ムーグといった若い世代を中心に人気の6名のミュージシャンたち。
で、どこがユニークなのかというと、デザイナーとして起用された6名のミュージシャンの中に、なんと『ひらけ!ポンキッキ』でおなじみのあのガチャピンとムックがいるではありませんか!?
ムックはピアノ、ドラム、ダンスと多少音楽に関する特技を持っているらしいので、ミュージシャンと言えなくもないけれど。それにしてもなぜガチャピンとムックが!?
「今回、企画趣旨にご賛同いただきデザイナーとして参加していただいた方々が、かなりスゴいメンバーになってしまったので、スパイスになる方に参加してほしいなと考えていて、そこで思いついたのがガチャピン君でした」とグッドスピード代表の小佐野剛さん。
「ガチャピンとムックは環境省がすすめている運動“チームマイナス6%”のメンバーでもありますし、それだけではなく、タワーレコードの店員さんをしたり、スニーカーのコンバースの広告モデルもしたりとサブカルチャー的にもなかなか良いイメージだと思っていました。運動神経もバツグンで多才な方なので、きっとグラフィックデザインもできるだろうと思い、オファーしてしまいました」
ガチャピン、ムックにデザイナーとしてのオファーをしてしまう小佐野さん、お茶目です。
「初めてご連絡をさせていただいた時、ガチャピン君のマネージャーといいますか、窓口の方に企画趣旨を説明してデザインをしてもらえませんかと伝えたところ、『そうきましたかー……』と少々ビックリしてらっしゃいましたね。デザイナー依頼は前代未聞だったようです(笑)」
ガチャピン、ムック、デザインは何とも言えずかわいい。
でもあれ、本当に彼らが描いているのだろうか?
「もちろん本人のデザインですよ! ガチャピンとムックがそれぞれの自画像をパソコンで描いてそれをデザインしてもらいました。こういう質問を受ける場合もあるかなと思い、ガチャピンとムックの作画風景の写真もバッチリありますよ(笑)」
「WWF meets Artists」にはデザインのコンセプト、デザインを通じて伝えたいこと、地球の為に日々何か心がけていること、といったミュージシャンからのメッセージが下げ札として添付されている。
ちなみにガチャピン&ムックのデザインコンセプトは「ぼくたちも地球生まれ」。地球の為に日々何か心がけていることは「つけっぱなしや流しっぱなしなど、“しっぱなし”をしないようにしています」。
「『WWF meets Artists』の企画はアーティストを入れ替えながら、最低でも3年は続けたいと思っています。売り上げの10%をWWFに寄付する社会貢献度の高い企画で、一人でも多くの方にこの商品を見て喜んでもらい、自然環境について考えるきっかけになってもらえたら嬉しいです」と小佐野さん。
ガチャピン、ムックに続く次なるユニークアーティストも気になるところ。
小佐野さん、また驚きのアーティスト発掘、是非お願いいたします。
グッドスピードのTシャツは下記サイトで4月21日より購入可能。
(こや)
・「graphy-t.com」*ショッピングサイト
・(有)グッドスピードHP