
(上)ひばりお嬢の愛した「スペアリブ」は1本300円也。<br>(下)こちらは「ひばり御膳」1,200円。季節の食材を使った、カラダによさそうなお惣菜が並ぶ
先日、京都・嵐山にオープンした『美空ひばり座』のオープンの模様をお伝えしたが、せっかく京都まで行くのならやはり楽しみたいのは「グルメ」と「おみやげ」! なので、今日は他ではあまり詳しく報道されていない、館内の食事情とおみやげについてお伝えしたいと思う。
地下1階に『カフェウイスタリア』というレストランがあり、そこでは美空ひばりの料理番をつとめたシェフによる「ひばりが愛した味メニュー」が楽しめるのです。
長期舞台公演やロケ弁用のお弁当としてつくられ、共演者への差し入れにも喜ばれたという栄養バランスもばっちりの「三色弁当」や「ひばり御膳」のほか、ちょっと意外で驚いたのが「スペアリブ」! これはひばりお嬢が大好きで、大事なお客様のおもてなしには必ず登場したメニューだったのだとか。身長150.4cmと小柄ながらあのパワフルさは、スペアリブが原動力だったのでしょうか……。
他には「焼きおにぎり」や「もち入りオニオンスープ」、「フレンチトースト」「ところてん」「甘酒」「こぶ茶」など、意外と庶民的なメニューが多く、そんなところにも親しみを感じたり。「ミートスパゲティ」などはキャベツを絡めて食べるのが「ひばり流」だったらしく、なんともリアリティを感じる一品です。あと、「すいとん」なんていう戦後を感じさせるメニューもありましたー。
また、名曲『りんご追分』にちなんだ「完熟りんごジュース」や「特製りんごの紅茶」など、りんご関係のドリンクがやたら充実しているのもココひばり座ならではといえるかも。
満腹になった後は、地下2階にあるおみやげ売場へ。ここでスタッフのイチ押しを聞いてみたところ、ここでしか買えない「ひばりオリジナルコスメ」、そして「お香」や「りんごチップス」などがおすすめだそう。グッズ類もりんごをモチーフにしたものが多く、なかなか可愛い。
さらに驚いたのが、おみやげコーナーのはじっこになんとカラオケルームのようなものが設置されていて、ここでひばりとデュエットし、録音したCDをお土産にすることもできるということ(!)。
それにしても、これらのメニューやおみやげを見て思ったのは、情報量が多くなりすぎ音楽の好みも細分化された現代では、もう「美空ひばり」のような国民的スターは生まれないのかもしれないな〜ということ。みんなが同じ流行歌をうたい、同じ未来を夢見ることができた「昭和」という時代。
(野崎 泉)
地下1階に『カフェウイスタリア』というレストランがあり、そこでは美空ひばりの料理番をつとめたシェフによる「ひばりが愛した味メニュー」が楽しめるのです。
長期舞台公演やロケ弁用のお弁当としてつくられ、共演者への差し入れにも喜ばれたという栄養バランスもばっちりの「三色弁当」や「ひばり御膳」のほか、ちょっと意外で驚いたのが「スペアリブ」! これはひばりお嬢が大好きで、大事なお客様のおもてなしには必ず登場したメニューだったのだとか。身長150.4cmと小柄ながらあのパワフルさは、スペアリブが原動力だったのでしょうか……。
他には「焼きおにぎり」や「もち入りオニオンスープ」、「フレンチトースト」「ところてん」「甘酒」「こぶ茶」など、意外と庶民的なメニューが多く、そんなところにも親しみを感じたり。「ミートスパゲティ」などはキャベツを絡めて食べるのが「ひばり流」だったらしく、なんともリアリティを感じる一品です。あと、「すいとん」なんていう戦後を感じさせるメニューもありましたー。
また、名曲『りんご追分』にちなんだ「完熟りんごジュース」や「特製りんごの紅茶」など、りんご関係のドリンクがやたら充実しているのもココひばり座ならではといえるかも。
満腹になった後は、地下2階にあるおみやげ売場へ。ここでスタッフのイチ押しを聞いてみたところ、ここでしか買えない「ひばりオリジナルコスメ」、そして「お香」や「りんごチップス」などがおすすめだそう。グッズ類もりんごをモチーフにしたものが多く、なかなか可愛い。
さらに驚いたのが、おみやげコーナーのはじっこになんとカラオケルームのようなものが設置されていて、ここでひばりとデュエットし、録音したCDをお土産にすることもできるということ(!)。
それにしても、これらのメニューやおみやげを見て思ったのは、情報量が多くなりすぎ音楽の好みも細分化された現代では、もう「美空ひばり」のような国民的スターは生まれないのかもしれないな〜ということ。みんなが同じ流行歌をうたい、同じ未来を夢見ることができた「昭和」という時代。
それは、日本という国の「青春」だったのかもしれません……。と、少々話がそれましたが、美空ひばりの愛した「食」からもそんな昭和という時代を体感してみてはいかがでしょう?
(野崎 泉)
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