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「都迷惑防止条例」で多いのは、卑わい行為?

「都迷惑防止条例」で多いのは、卑わい行為?
卑わい行為、年々増えてます(写真はイメージ)。
秋葉原の歩行者天国でパンツを見せていた女性が「都迷惑防止条例違反」の容疑で逮捕されたニュースが、このところ話題になっている。

こうしたニュースを聞くせいか、「都迷惑防止条例=破廉恥行為に関する禁止条例」的なイメージすら持ってしまいそうだが、本来は「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等を防止し、もつて住民生活の平穏を保持することを目的とする条例」のこと。

ダフヤ行為、座席等の不当な供与行為、景品買行為、粗暴行為、つきまとい行為、押売行為、不当な客引行為やピンクビラ配布行為等、様々な行為を禁止するものではあるのだが、実際にこの条例が運用されているのは、どんなケースが多いのか。
警視庁広報課に聞くと、HP上の「発生状況・統計」から、次のような数字を教えてくれた。

まず、平成18年の迷惑防止条例違反の送致状況は、総数2715件(人員 2685人)で、そのうちブッチギリでいちばん多いのが、やはり「粗暴行為」のなかの「卑わい行為」で、2425件(2389人)!! うち盗撮行為は210件(208人)だが、次に多い「不当な客引行為」が206件(209人)であることから考えると、なんと10倍以上が「卑わい行為」で送致されているという結果であった。
また、平成17年では、総数2957件(2949人)のうち、やはりいちばん多いのが「卑わい行為」の2471件(2439人)。盗撮行為は222件(222人)という結果で、卑わい行為に次いで多い「不当な客引行為」が329件(337人)と、やはりあまりに圧倒的な差をつけていた。

さらにさかのぼって平成16年でも、総数2685件(2712人)に対し、「卑わい行為」は2461件(2452人)。15年でも、総数2631件(2690人)のなか、卑わい行為は2317件(2302人)。
14年では、総数2067件(2081人)中、「卑わい行為」が1942件(1930人)、13年では総数2223件(2230人)中、「卑わい行為」が2057件(2047人)という結果だった。

HP上で見られるデータはここまでなのだが、ちなみに、それ以前についても広報課に聞いてみると……。
「『警視庁の統計』という本を見ると、平成12年の総数が2298件(2283人)で、卑わい行為が2189件(2168人)。平成11年の総数が1954件(1943人)で、卑わい行為が1829人件(1816人)。こちらで持っているデータは、これがいちばん古いものですが、確かに年々、卑わい行為は増えていますね」

ちなみに、卑わい行為は件数に対して人数が少なく、逆に不当な客引行為は件数に対して人数が多いケースが目立つのだが、
「卑わい行為は同じ人が複数回、客引行為は1回に複数人と考えていいんでしょうか?」と聞くと
「そう考えられますね」
ということだった。

ウィキペディアによると、「迷惑防止条例」は昭和30年代に制定された当初は「ぐれん隊防止条例」と呼ばれ、当時社会問題となっていた愚連隊による粗暴行為の防止に重点が置かれていたよう。
ところが、近年の条例の運用状況を統計的に見ると、見事なまでに、圧倒的に多いのは「卑わい行為」!! しかも、平成11年のデータと比べると、ずいぶん増えている……。

やっぱり「都迷惑防止条例=破廉恥な行為に関するもの」というイメージは、あながち思い込みでもないようでした。
(田幸和歌子)
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