
これってテレビでもCMが流れていたり、各社発売されているけど、本当に「脂肪は落ちる」んだろうか?
手にとってみると、ほとんどの商品が「防風通聖散」という漢方が成分になっている。
そんなことを聞かされて不安になった私は、今度は、かかりつけの医師に相談してみた。すると、診断の結果、「肥満症、便秘」という立派(?)な病名をいただき、保険診療で医療用の「防風通聖散」を処方してもらうことになった。
「太っている」ではなく、「肥満」という病気なのねと焦りつつ、さっそく薬を飲み始めた。すると、1カ月もたたないうちに本当に痩せ始めた。というより、痩せやすくなったという方が正しいかもしれない。
悩みだった便秘も解消し、多少の食べ過ぎをしてもリバウンドが少なくて、脂肪が溜まりにくくなった気がする。前回のコネタでお腹の断面を公開したが、この2カ月でウエストは約4センチ、体重が約2.5キロ減った (但し、食事や運動には気をつけたけど)。
「なんで効くんですか?」と医師に尋ねたところ、体脂肪の分解と燃焼を促進させる成分が入っているそうだ。痩せの大食いの人は、脂肪をエネルギーに変える「褐色脂肪細胞」というところが活性化しているそうだが、この薬も、褐色脂肪細胞を活性化させているデータがあるそうだ。
ちなみに、医師から処方してもらう場合は、「病気」として治療目的でないと処方してもらえない。
費用を簡単に比較してみると、診察料込みの保険診療で、月に約2000円程度かかる(医療機関や診療の内容により違いがあります)。一方、薬局や薬店で購入すると、商品によって違うが1カ月分約4800円〜5900円程度で、生薬の配合量は、医療用の5〜6割程度のところが多い。他の医薬品も同じようなケースが多いが、医療用より効き目が弱くて、価格はお高いのが現状なのだ。
これからは、店頭で購入するときも、裏面のエキス量も検討してみたほうが、いいかもしれない。
(道明寺さくら)
※効果・効能には個人差があります。