中国の電子商取引(EC)企業の韓国市場参入が加速している。2024年3月の韓国のECアプリ利用者数ランキングで、アリババグループの越境EC「AliExpress(アリエクスプレス)」が2位、拼多多(Pinduoduo)が運営する越境EC「Temu(ティームー)」が3位となった。

AliExpressの利用者数は前月比8.4%増の887万1000人、Temuは42.8%増の829万6000人だった。韓国メディア「ニューシス」が4月7日、伝えた。

1位は地元韓国最大手の「Coupang(クーパン)」で3086万6500人、中堅の「11番街」は740万4100万人で4位だった。

AliExpressはこのほど、今後3年間で11億ドル(約1700億円)を韓国に投資し、韓国人従業員を大量に雇用して韓国法人を拡充する計画を発表した。Temuもこのほど韓国法人を設立し、韓国市場への浸透を加速させている。

中国のEC企業が韓国市場でのシェア拡大を加速させるなか、地元最大手のクーパンも、3兆ウォン(約3300億円)を投じ、新たな物流センターの建設、最先端の自動化技術の導入、物流網の改善を進めると発表した。

中国発格安EC、日本での利用者数急増。Temuは1年未満で1500万人超え

*2024年4月15日のレート(1ドル=約154円 1ウォン=0.11円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)