米調査会社ガートナーがこのほど、世界のクラウドコンピューティング市場に関する最新データを発表した。
2023年のアジア太平洋地域のIaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)市場で首位に立ったのはアリババクラウド(阿里雲)で、市場シェアは前年の21.4%から22.2%に上昇した。
ガートナーのアナリストは、アリババクラウドは価格的な強みを強化しており、人工知能(AI)ブームによる大規模言語モデルとクラウドサービスに対する需要の急増を背景に、引き続き優位性を拡大していくとの見方を示した。アリババクラウドは今年2月、国内向けのクラウドサービスについて過去最大規模となる最大55%の値下げを実施。4月には、国際競争力を強化するため、海外市場でも値下げを実施すると発表した。
(36Kr Japan編集部)