米経済誌「フォーチュン」は7月29日、世界の主要企業500社の売上高ランキング「フォーチュン・グローバル500」(2024年の売上高ベース)を発表した。自動車および自動車部品メーカーは35社がランクインし、うち中国からは比亜迪(BYD)、吉利汽車(Geely Automobile)、奇瑞汽車(Chery Automobile)、中国第一汽車集団(FAW)、寧徳時代(CATL)など10社が名を連ねた。
中でも注目を集めたのがBYDの躍進だ。前年から順位を52位上げ、91位にランクイン。中国の自動車メーカーとして唯一100位以内に入り、競合の米テスラを抜いた。
BYDの2024年の売上高は前年比29%増の7771億元(約15兆5000億円)、純利益は34%増の402億5000万元(約8000億円)だった。世界販売台数は427万2000万台となり、中国自動車市場では1位、世界の新エネルギー車(NEV)市場でもトップとなった。バッテリーEVの販売台数は176万台とテスラの179万台に迫った。
一方、テスラは24年の売上高が前年比0.9%増の977億ドル(約14兆4000億円)にとどまり、前年から順位を4つ上げて106位となったもののBYDには差をつけられた。
*1元=約20円、1ドル=約147円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)