<マスターズ 事前情報◇10日◇オーガスタナショナルGC(米国ジョージア州)>
松山英樹が悲願のメジャー捕りに向け、最終調整を行った。開幕前日の現地時間10日(水)。
7時に練習場に現れ、8時過ぎにスタート。笑顔を見せながら小平智とともにインの9ホールを確かめた。
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アーメンコーナーの12番パー3では、グリーンに渡る橋の上で小平と記念撮影。13番パー5ではセカンドをベタピンにつけイーグルを演出。早朝から集まったパトロンの目を楽しませた。
先週は風邪をひき、十分な調整ができていない中での今季初メジャー。
「不安しかない」としていた前日から、ショット、パットともに調子を取り戻しての開幕。ところが、16番パー3では“2度のペナルティ”を受けた?
池越えのパー3は例年、練習ラウンド恒例の水切りショットが披露される。16番のティショットを終えた松山と小平に、パトロンからの声が飛んだ。池の縁にボールをセットし、ふたり同時にチャレンジ。小平のボールはグリーン手前の花道に達したが、松山のボールは無情にも池。
「もう1回!」の声が飛ぶと、松山は再びチャレンジ。
すると今度は池は越えたものの、ペナルティエリアを示すラインの中。苦笑いを浮かべ、観客の声援に応えた。その後ホールアウト。パー3コンテストに参加することなく、軽めの練習のあと、コースをあとにした。
日本人男子として海外メジャー制覇の期待を一身に背負ってきた松山。マスターズは過去には5位、7位とあと一歩のところでタイトルを逃している。
昨年はケガで苦しんだが、今季は尻上がりに調子も回復。JAPANのエースが、ローエストアマチュア以来の表彰式出席に向けた一歩を踏み出す。(文・高桑均)

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