<KPMG全米女子プロゴルフ選手権 初日◇8日◇アロニミンクGC(ペンシルベニア州)◇6577ヤード・パー70>
海外女子メジャー「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」の初日。渋野日向子は5バーディ・3ボギー・1ダブルボギーの「70」でホールアウト。
その後、1組がホールアウトできずに日没順延が決定。暫定ながらトップと3打差のイーブンパー・13位タイと上々の滑り出しを見せた。
渋野日向子のドライバースイングを米国で撮影【連続写真】
試合前には「アメリカに来て一番難しい、比べものにならないほど難しい。かなり厳しい戦いになると思います」と会場のアロニミンクGCを警戒していた渋野。12番では「泣きそうになりました」と4パットでダブルボギー、続く13番では3打目のアプローチを寄せきれず、一時は2オーバーまでスコアを落とした。
しかしその後、15番と最終18番でバーディを奪い、「バーディ2つでゼロまで戻せたのは良かったです」と、この日のラウンドを振り返った。

最初のバーディは2番ホールで12mをパターでねじ込んだが、ショットが絶好調でフェアウェイを外したのは7番ホールのみ。「やっぱりショットでバーディが獲れたと思う。今日はめちゃくちゃ振れていましたね。ドライバーもアイアンも。先週まではフルショットでいい球が出るイメージが沸かなくて、抑えるショットが多かったんですけど、今日に関しては本当にドライバーも振れていました」。要所でパットも決まり、好スコアにつなげた。

象徴的だったのは最終18番。フェアウェイから残り163ヤードのセカンドショットだった。「6番アイアンのフルショットの距離だったので、しっかり振れればいいよねっていう話から、しっかり狙った通りだった」とピンそば1.5mにつけて、バーディでフィニッシュした。
「今日は楽しかったです」という会心のラウンドで、メジャーの初日としては「上出来だと思いますね。まあいろいろ激しい内容ですけど。ふふふ」と渋野らしい笑顔がこぼれる。

明日に向けては、「かなり厳しいと思いますけど」と前置きしたうえで「1アンダー、イーブンで上がれたらいいと思います。これが明日もできれば予選は通過できると思う。もうボギーはあると思って、獲れるところでしっかり獲りたい」。この2カ月の米ツアー参戦で成長を実感する21歳は、再び気を引き締めて第2ラウンドに向かう。

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