Z世代会社員、98.2%が社員旅行の参加経験あり　約3人に1人が「参加したくない」が本音

日本デザインが運営する「デザスク」は、社員旅行がある企業で正社員として働くZ世代（22歳～29歳）111名を対象に、Z世代の社員旅行に対する意識調査を実施し、結果を公表した。

Z世代の社員旅行に対する意識調査

■98.2%が社員旅行に参加経験あり

「これまでに社員旅行に参加したことがあるか」（n=111）と質問したところ、「はい」が98.2%、「いいえ」が1.8%という回答となった。

これまでに社員旅行に参加したことがあるか

■社員旅行の印象、32.4%が「参加したくない」と回答

「社員旅行にどのような印象を持っているか」（n=111）と質問したところ、「まったく参加したくない」が6.3%、「あまり参加したくない」が26.1%という結果に。

社員旅行にどのような印象を持っているか

81.1%が、同年代の同僚も社員旅行に参加

「同年代（20代前後）の同僚は、社員旅行にどの程度参加していると思うか」（n=111）と質問したところ、「積極的に参加している」が22.5%、「比較的参加している」が58.6%となった。

同年代（20代前後）の同僚は、社員旅行にどの程度参加していると思うか

■社員旅行で「しんどい」と感じる点、「上司や先輩への配慮が求められるから」が56.8%で最多

「社員旅行で「しんどい」または「しんどそう」と感じる点（複数回答）」（n=111）を質問したところ、「上司や先輩への配慮が求められるから」が56.8%で最多、次いで「自分の興味のない企画や活動への参加が必要だから」が38.7%、「社内での人間関係に気を遣うから」が36.9%と続く。

社員旅行で「しんどい」または「しんどそう」と感じる点（複数回答）

■「参加したい」と思える社員旅行の条件、第一位「行き先やアクティビティを自分で選べる」

「「参加したい」と思える社員旅行の条件（上位3つ）」（n=111）と質問したところ、「行き先やアクティビティを自分で選べる」が50.5%、「費用負担がない（会社が全額負担）」が47.7%、「スケジュールにゆとりがあり、自由時間が確保されている」が28.8%となった。

「参加したい」と思える社員旅行の条件（上位3つ）

■社員旅行の行き先として魅力的だと感じるもの、「温泉地」や「国内リゾート地」が上位

「社員旅行の行き先として魅力的だと感じるもの（複数回答）」（n=111）では、「温泉地」が62.2%、「国内リゾート地」が44.1%という結果に。

社員旅行の行き先として魅力的だと感じるもの（複数回答）

■社員旅行に参加しない/参加できない場合、約6割が「参加しない人にも旅費相当の手当や代替休暇の付与」を希望

「社員旅行に参加しない/参加できない場合、会社がどんな対応をしてくれると嬉しいか。（複数回答）」（n=111）と質問したところ、「参加しない人にも旅費相当の手当や代替休暇を付与する」が55.9%で最多に。

次いで「参加を辞退しやすい雰囲気づくり（評価や昇進への影響なし）」が43.2%、「代替の社内懇親イベント・オンライン交流会を開催する」が29.7%と続いた。

社員旅行に参加しない/参加できない場合、会社がどんな対応をしてくれると嬉しいか（複数回答）

■今後の社員旅行について、「今のまま続けてよい」が47.8%、「続けてよいが、内容を柔軟に変えるべき」が38.7%

「勤務先で実施される社員旅行について、今後どのような形が望ましいと思うか。」（n=111）と質問したところ、「今のまま続けてよい」が47.8%、「続けてよいが、内容を柔軟に変えるべき」が38.7%という回答になった。

勤務先で実施される社員旅行について、今後どのような形が望ましいと思うか【調査概要】
調査名称：Z世代の社員旅行に対する意識調査
調査方法：IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間：2025年7月29日～同年7月30日
有効回答：社員旅行がある企業で正社員として働くZ世代（22歳～29歳）111名
※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。

＜参考＞
デザスク『Z世代の社員旅行に対する意識調査』