辛坊治郎が12月8日(木)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。航空自衛隊の名称が「航空宇宙自衛隊」に変更されるニュースに触れ、日本における日常生活や防衛の根幹は宇宙空間にあると言及。
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政府は7日、航空自衛隊の名称を「航空宇宙自衛隊」に変更する方針を固めた。名称が変わるのは1954年の発足以来はじめてで、月内に改定する国家安全保障関連3文書にも盛り込まれる。
このニュースについて辛坊は、まず「宇宙」の定義について解説。一般的な概念としては、上空100km以上だとした。日本とアメリカ本土の距離が「ざっと10,000km」で、これに比べると地球全体の大きさからみれば「薄皮1枚出ると、もう宇宙」と独特な表現で説明した。
今年に入り何度も発射された北朝鮮の弾道ミサイルの高度は3000km以上にも及ぶ。辛坊は「こういうものに対処するために、大気圏内だけの軍事力、軍備、防衛力ではどうにもならない」と、各国が宇宙空間における軍事力強化を急いでいる背景を述べた。
そのうえで、車のカーナビや船舶の位置情報など日本人の生活にも欠かせない、アメリカが軍事用に打ち上げているGPS衛星について触れ「その人工衛星ひとつひとつに防衛能力はない。アメリカのトマホークなどの誘導ミサイルも、基本的にGPSの誘導でピンポイントで飛んでいく。例えば中国が、戦争を始めますという直前にアメリカのGPS衛星を一斉に撃ち落とすとミサイルも飛んでいかないし、自分の位置もわからないし……ということが起こり得る」と言及。
「やはり宇宙の防衛、本気で考えないと。
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