辛坊治郎が1月10日(火)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。何でも一律に規制しがちな日本の現状をとらえ「この国って、新しいものが生まれないものすごい構造的なものがある」と持論を述べた。

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辛坊治郎

10日の放送では、ゲストにモビリティジャーナリストの楠田悦子を迎え、次々と新しく誕生するモビリティが解決する社会課題や普及に向けた壁などについて議論を深めた。

そのなかで辛坊は、日本におけるドローンの普及について触れ「ドローンが日本で急激に、トイドローンで普及し始めたときに首相官邸ドローン墜落事故があった(2015年)。この瞬間に政治と官僚が怒り狂って全面禁止状態。ほぼ禁止。直近だと200グラムまでトイドローンはよかったが(厳しい飛行規制の対象外だったが)、200グラムを切るくらいの高性能ドローンが世界中で開発されたので、日本では制限を100グラムにして、とにかく本当に小さい子どもが自宅で飛ばすぐらいの小さなやつ以外は全面禁止に近い」と言及。

「新しいものが生まれない」 規制だらけの日本に辛坊治郎が苦言

モビリティジャーナリスト・楠田悦子、ニッポン放送・増山さやかアナウンサー、辛坊治郎

「それでいいという世論が結構多い。ドローンなんか飛んでいてもうるさいし、危険なだけだからやめてしまえという話。ところが、世界はそんな一律規制はしない。世界の発想は『だったらうるさくない、危なくないドローンを開発しよう』という方向。新しいドローンが次々発売されるが、日本は一律、最初の入口のところで禁止にしちゃったから、それで終わり。新しいものが生まれない。この国って、新しいものが生まれないものすごい構造的なものがある」と指摘。

ドローンはその象徴のひとつだと語った。

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