キャスターの辛坊治郎が1月11日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。軽自動車に義務付けられている黄色ナンバープレートをめぐり、「今の時代、嫌がらせとしか考えられない」と疑問を投げかけた。
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辛坊)最近、すごく疑問に思っていることがあります。今や、軽自動車に黄色ナンバープレートが必要なのかという疑問です。
実は私、軽自動車が好きで、何台も乗り継いできています。軽自動車は登録費用や税金、高速料金などが安いので、経済的に有利です。ただ、実体験として感じているのですが、黄色ナンバーは車体の色に合わせるのが非常に難しいんですよ。私以外にも、黄色ナンバーが嫌だという人はそれなりにいます。
ただ最近は、通常のナンバーより高めの交付手数料や寄付金を支払えば、白色ナンバーを軽自動車に付けることができます。既に交付は終了しましたが、2020年東京五輪・パラリンピックや19年ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会に合わせて設けられた、期間限定の特別仕様ナンバーです。デザインには大会のシンボルマークや独自の図柄が採用されました。現在は、25年大阪・関西万博に合わせた特別仕様ナンバーなどが取得できます。
こうなると、軽自動車を黄色ナンバーにしておく意味はないと思うんですよね。軽自動車を黄色ナンバーにして差別化していたのは 普通車とは登録費用や税金、高速料金などが異なっていたためです。
そうした今の時代に、軽自動車を白色ナンバーにしようという動きは出てきません。自動車販売業界からすると、「そんなことをしたら、みんな軽自動車に乗るじゃないか」といった歯止めをかけようとする圧力のようなものを勘ぐってしまいますね。お金さえ支払えば白色ナンバーが取得できるのに、軽自動車にだけ黄色ナンバーを義務付けているのは嫌がらせとしか考えようがありません。一定の合理性がない以上、この制度はやめたほうがいいと、つくづく思います。
- 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレートのデザイン ~国土交通省HPより https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_tk6_000032.html
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