辛坊治郎が1月19日(木)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。同日初会合が行われた岸田政権が打ち出す「異次元の少子化対策」に触れ、月数千円のばらまき議論が進むことに「こんなもんで少子化対策なんかできるはずないだろう」と批判した。

「こんなもんで少子化対策なんかできるはずない」辛坊治郎、『異...の画像はこちら >>

岸田内閣総理大臣年頭記者会見 2023年1月4日 ~首相官邸HPより https://www.kantei.go.jp/jp/tag/0015.html

政府は19日、岸田文雄首相肝いりの「異次元の少子化対策」実現に向けた初会合を開いた。会合では、3月末をめどに具体策のたたき台をとりまとめる方針を確認した。

これについて、辛坊は「具体策はこれから決まる」と前置きしたうえで、「月いくらかお金配りましょうとか、そういう方向性になっていくんだと思いますが、その方向性で果たして本当に少子化対策になるか。月何千円欲しさに子どもつくる人いるか?という話。月何千円もらったって、子育てのコストにはまったく見合わない」と言及。それよりも、子育てに意欲のある中間層に対して、フランスなどで導入されている「N分N乗方式」を用いて税負担の軽減をはかるべきだと主張した。

「そういう発想が必要なのに、なんか所得が低い人たちに月何千円かばらまきますみたいなことしか常に議論にならない。こんなもんで少子化対策なんかできるはずないだろう。一体、何考えているんだ、この国の政治家は」と強く批判した。続けて辛坊は、ばらまき以外の支援策の具体例として、共働き世帯などのために駅前など利便性の高い場所に、時間外預かりを充実させた託児所の整備を急ぐべきだと提案。ただ、それも既存の幼稚園や保育園、所管省庁の既得権益が邪魔をして、遅々として進まない現状を明かし「こんなことしていると、本当に日本って次の世代がいなくなる」と嘆いた。

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