辛坊治郎が6月26日(月)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。26日の放送に、元・陸上自衛官で、現在は自衛官のセカンドキャリア育成に携わる「ミリタリーワークス」代表・木村裕一がゲスト出演。

今月14日、岐阜市の陸上自衛隊射撃場で発生した自衛官候補生による小銃乱射事件について、自身の経験をもとに事件は防げた可能性があったと持論を述べた。

自衛官候補生 小銃乱射 「抑えられたのでは?」元陸上自衛官が...の画像はこちら >>

赤外線レーザー照準具(JVS-V1)を装着した89式小銃  https://www.dvidshub.net/image/1162086/marines-train-jgsdf-immediate-action-drills#.VlFVBWcw_cs    PD

陸上自衛隊に約17年間所属し、現在は自衛官のセカンドキャリア育成に携わる「ミリタリーワークス」代表・木村裕一。今回事件を起こした18歳の自衛官候補生と同じ射撃訓練の経験があるという。

木村はまず、今回の事件について「“教育中は基本的には、そこで弾を渡さない段階“で渡してしまっている」と指摘。「(教育中は銃を)打つ場所に行ってから(弾を)配布して、弾倉に込めて撃つ」と語り、報道されているように射撃場内の「弾薬置き場」で実弾を受け取った後、待機場所付近で銃に弾を込めたという流れについて疑問を呈した。

また、実弾を手にしてから実際に銃を発射するまで「結構、時間もかかっていると思う。たかだか(入隊してから)3か月なので、本当に撃とうと思ってもカチャカチャカチャカチャ、(実弾を弾倉に)入れにくいもの」と述べた。

さらに、射撃訓練の際は「基本的に椅子に座っていて、(銃は)椅子の下に置いている。普通は(勝手に)銃を触った時点で怒られる。マガジン(弾倉)を触ろうものなら、さらに怒られますし、(弾を)入れようと思ったら、さらに怒られる」と自身の経験を明かした。

その上で「僕としては抑えられたんじゃないの?見てたのかな、ちゃんと…」と述べ、常に今回のような乱射が起こる前提で警戒にあたっていれば、事件を防げた可能性があると持論を述べた。

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